3 ページ4
⁑
ドサッ！！と音と共に今井が床に倒れ込む。白目をむいてピクピクと痙攣しているため、完璧にのびてしまっているようだ。
「あ、あんたなんかに助けて貰わなくても！私勝てたから！！この、ばーか！！！」
Aはのびている今井さんにそう叫ぶと走って去っていってしまった、物陰から今井の舎弟の谷川が見ていたとは知らずに…。
「あの女、今井さんを一発KO…」
⁑⁑⁑⁑⁑
結局、私は学校をばっくれる形になってしまった。胸のドキドキは止まらないし顔の火照りはなくならない、世の中の女の子はこんなことが日々起きてるの！？女の子すごいなッ！！！
「これが、恋…」
「道端でなに突っ立ってんのお前？」
「うわぁぁあッ！！」
「うおぉぉおッ！？」
突然背後から声をかけられ思わず拳を振るうがパシッと受け止められてしまった。私の拳を受け止めたのはクラスメイトの三橋だった、その後ろには伊藤と理子もいる。
「てめぇぇえ！いきなりなにしやがんだこのメリケンサック女ぁぁあ！！！」
「あ、あんたが！突然湧いて出てくるからでしょ！」
「もう！三ちゃんやめなさいっ！」
「そーだぞ、三橋」
「なぜ俺だけに言うぅぅうッ！」
三橋はネズミのように前歯を突き出して伊藤と理子を睨みつけ、私にも同じような顔をして睨みつけてきた。なんだその変顔は。
いつものメンツに遭遇したおかげか私のドキドキしてた心臓も火照っていた顔もなんとか正常になってきた。
「とこでA、今日学校サボったんですって！」
「あー…違うのよ理子。今日は寝坊しちゃって、お昼から行くつもりだったの！」
「じゃあなんで来なかったの？」
「それが、話すと長くなるんだけど…」
そこまで言うと理子が「それならサ店行きましょ！」と提案してきたので四人でいに行くことになった。
でも待てよ…開久の件はいいとして、今井さんの件どうしよう。三橋と伊藤、特に三橋に言ったら100%死ぬまでネタにされる、それだけは避けないとッ！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 58人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そらは(プロフ) - この話のつづきはもうみれないのですか！ (2022年12月5日 0時) (
レス) @page16 id: 001d58c8f1 (このIDを非表示/違反報告)
すとろんぐ(プロフ) - ∞むにえる∞さん» ∞むにえる∞さんコメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです(*´-`)今井に対して思考が単細胞になる傾向がある主人公ちゃんです笑。ノロノロ更新ですがこれからもよろしくお願いします！ (2020年9月20日 6時) (レス) id: 0a74e5178c (このIDを非表示/違反報告)
∞むにえる∞(プロフ) - はじめまして！コメント失礼します〜！ 14話から主人公ちゃんのセリフを拝借しますね……。この作品、もう本当に好き、好きすぎて頭おかしくなるッ！！！ はいもうめちゃめちゃ好きです。愛してます。(？) (2020年9月19日 23時) (レス) id: a6febfed0a (このIDを非表示/違反報告)
奏汰くん(プロフ) - いえいえこちらこそレスありがとうございます。設定が本当に好きすぎてより多く方に読んでいただきたいと思ったので！ (2020年8月19日 23時) (レス) id: 6183c7bdcd (このIDを非表示/違反報告)
すとろんぐ(プロフ) - 奏汰くんさん» 奏汰くんさん、コメントありがとうございます^ ^そう言って頂けるととても嬉しいです！！キーワードは初期に設定してから特に気にしてませんでした！早速変えさせていただきます！ありがとうございます^ ^ (2020年8月19日 21時) (レス) id: 0a74e5178c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すとろんぐ | 作成日時：2020年8月14日 8時
