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side:yuto
『あれ、○○大丈夫なの？』
中「だいじょぶだいじょぶ、ただの貧血」
全然大丈夫じゃないけど。
中「俺帰るわ」
『え、マジ？』
中「貧血で体育はちょっとキツイし。悪いけど言っといてくんね？」
『おー。お大事にな』
先生、ベッドから落ちてまた挙動不審になったんだろうな。
俺がいることへの驚きと、焦りでさ。
もっと俺に焦ればいいよ。
避けても無駄だよ？
俺、頭いいから。
先生の行動とか、わりと読めちゃうし。
靴を履いて出ると、見覚えのある後ろ姿があった。
頭をぐしゃぐしゃ掻きながら、頼りなさそうに歩く後ろ姿。
中「せんっ…」
俺の声が止まったのは。
俺より先に先生に声をかける男の姿が目に入ったからで。
その男に対して、笑顔で接する先生の姿を見たからで。
その顔が、俺の見たことのないくらい弾けた笑顔だったからだ。
中「…くっだらね」
俺の足は、先生がその男と仲良さそうに出て行くまで止まったまま。
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ぽん(プロフ) - ゆといののなんとも言えない関係にとてもゾクゾクしております！続きが読みたいです！ (2017年10月7日 9時) (
レス) id: 9288163152 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎
| 作成日時：2017年8月10日 11時
