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魔人の策 ページ4

「私は不幸を感じる脳部位を、主様に切除して頂いていますから」

「!」

ゴンチャロフは笑みを浮かべて続ける

「人間は、理解出来ぬモノを恐れます
ですが幸福は、理解出来ぬモノの超越に身を差し出し、委ねる事でしか得られません
…貴方達が此処に来た事自体が、主様を理解出来ない下位存在である証……『この潜窟を制圧すれば主様を捕らえられる』…と、誰が一度でも保証しましたか?」

「…………真逆……」

ゴンチャロフの言葉に芥川は、何かに気付く

「……頭目は、最初から此処に来てすらいない」

「!!……貴様は!?」

「!!!」

「フッ……」

暗い通路から、そう言って現れたのは

「Aちゃん……」

「情報屋…」

方耳にイヤホンを付け、青がかった黒髪をなびかせるAだった

「情報屋は副業で……此方が本業」

笑みを浮かべてAはそう言った

「ほぅ……ならば、貴様を捕らえ組織の情報を吐かせるのも善いか…」

「ククク……貴方達では、Aさんを捕らえる事など不可能です」

ゴンチャロフが芥川に言う

「何?」

「彼女の力は、はかり知れませんから」

「ほぅ……それは、楽しめそうだ」

芥川はそう言って異能で外套を物凄い速さでAに飛ばす

「止めろ!…芥川!」

「「!」」

芥川の外套は、Aの目の前で動きを止める

「何だ…人虎」

芥川がそう問うと敦は、芥川より前に立つ

「Aちゃん……君に云わなきゃいけないことがある」

「?」

「君の事を可愛がっていた院長先生が亡くなった」

敦がAにそう言った

「……そう………良かったね」

「「!!」」

「あの狂王が死んだんでしょ……もっと、喜んだ様に云いなよ……私は、別にどうでも良いし…」

Aが敦にそう言った

「君は間違ってる」

「………」

「彼の人は、僕達を助けて」

「『僕達(・・)』……『僕』の間違いでしょ」

敦の言葉を遮ってAが言う

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朱鷺の砂 - すいませんでした……すぐに直します (2018年11月20日 23時) (レス) id: c2940fbcc7 (このIDを非表示/違反報告)
夜狐 雅(プロフ) - こんばんは、間違い見つけたので修正お願いします。無効化が無効果になっています (2018年10月24日 21時) (レス) id: efc079dd89 (このIDを非表示/違反報告)
めがね - 大丈夫ですよ!ドストさんが出てればいいって物じゃないですし、とても面白いです!作者さんのペースで無理しないで頑張ってください! (2018年9月26日 21時) (レス) id: 5300344b9c (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂 - ドスさんとゴーゴリさんは浴衣似合いそうですよね!…外国人なのに………リクエストは募集中なので気軽にお願いします!! (2018年9月18日 23時) (レス) id: c2940fbcc7 (このIDを非表示/違反報告)
めがね - あぁ、こんなに早く作ってくださるとは、、ありがとうございました!最高でした! (2018年9月3日 22時) (レス) id: 5300344b9c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2018年8月15日 12時

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