【文豪ストレイドッグス】 地下組織の変わり者 ＜二＞

推理小説 ページ12

「ふうぅ〜〜〜〜〜〜む………難しい……」

ある建築物の展望台で悩んでいるのは、元組合(ギルド)のポオ

ポオが悩んでいる処に

ドン

「ら……乱歩君？」

乱歩が突っ込んで行った

「ポオ君か！奇遇だな！…こんな処で何をｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ…………あぁ、人と待ち合わせか」

「(推理された……)」

少し談笑をした乱歩は、ポオ(強制的に)と共に『隠滅屋』を探す



乱歩は別階、ポオは展望台で待機する

「『隠滅屋』は、ドストエフスキーの協力者にして懐刀…情報操作の専門家だ
奴には個人的にも借りがある……僕を欺いた『偽の軍警資料』………その仕込みも奴の首謀だろう
二度目は無い」

そう言う乱歩だが、刻限を一時間以上過ぎている事に痺れを切らし、ポオに面白い話をしろと無茶振りをする

ポオは、ある有名推理作家が『自分の小説と同じ殺害方法』で殺された事件の話を乱歩にした

すると

「ふぅん…君も結構ヒマだな」

別階に待機していた筈の乱歩が雑誌を除き込んでポオに言う

「乱歩君？…別階で待機する筈では…」

「今回の情報源はウィルス異能者……忠誠心皆無の小物だ……大して期待してなかった」

そう言って雑誌を見る乱歩は、八つ当たりに小説の犯人を中てると言い出す

「ええ！？…止めるのである！
それは我輩が世界最初に解くと決意を……」

「善いだろ？…どうせ犯人は明日には判る」

「明日？…何故……本文すら読まずに」

「楽勝だ！…犯人の動機は二つ
怨恨と金だ」

完全犯罪→←殺人の罪

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