裏切り ページ32
「A…！？」
「状況は、部屋の外から聞いていた」
部屋に入ってきたのは、A
「黒幕のことを調べろ」
「ふーん……二日でウィルスが体内で成長し、宿主二人の体を食い破る…………
今は、異能無効果も使い物にならない(････････)」
Aは、中原の言葉を無視し、机上の資料を見てそう言った
「おい、手前…ふざける余裕があると思ってんのか…」
「確かに、ふざけてる場合じゃない………
ｰｰｰｰｰｰでも、正直言って自業自得」
「「！！？！？」」
Aの言葉に、中原と尾崎は目を見開く
「何を驚いているの……普通に考えてそうでしょう？……あの男(･･･)の油断がこの結果を招…ｯ！！！」
Aが言い終わらない内に、中原がAの胸ぐらを掴んだ
「手前……どういう心算だ？」
「……どういう心算も何も…………最初から、これが目的(･･)だった」
「！？……まさか、そなた…！！」
尾崎が目を見開いて言うと、Aは
「ﾌﾌｯ……情報屋…しかも、ポートマフィアの縄張りを彷徨いていた奴を直ぐ信用するなんて…………期待外れ…
まぁ………そのお陰で此方は、やり易かったけどね」
冷たく笑ってそう言った
その刹那、
ﾊﾞﾘｨｰﾝ
窓硝子が音を立てて砕け散った
「「！！？！？」」
「…ﾌｯ……」
「！！！……中也！！」
ｷｨﾝ
尾崎の異能力【金色夜叉】で飛んできた銃弾から中原を守る
その隙を突いて、Aは中原との距離を取る
「！！…しまった！！！」
「狙撃手で中也を狙うなど姑息な……
鼠ごとき私(わっち)が微塵に切り裂いてくれる…」
夜叉の刃がAを襲う
ｷｨﾝ ｶﾁｬ ｶﾁｬ ｶﾁｬ
「「！！？」」
Aは、夜叉の刃を短刀で受け止めた
「鼠ごとき？………確かに、兵力差ではマフィアが遥かに我々を上回っている……
だが………個々の潜在能力(ポテンシャル)の高さでは、どうだろうね？」
Aは、笑みを浮かべてそう言った
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雨霧(プロフ) - すみません、余計なお世話かもしれませんが、指摘させていただきます。文字の上に小文字を載せたいときは(ruby:大文字:小文字)というふうに打ちます。例をだすと、(ruby:異能特務課:・・・・・)です。 (2022年2月25日 17時) (
レス) @page30 id: b35e170b36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱鷺の砂 | 作成日時：2018年7月20日 21時
