催眠術 ページ37
「催眠術にかかってみない？」
「「「は？」」」
Aの言葉に、殺せんせーと渚、ユゴーが同じ反応をした
「私の隣にいるこの男は、催眠術…が得意でね
彼の目を見ると、どんな人間でも不思議な感覚に陥る………興味あるだろう？」
「ﾊｧ……」
ユゴーが呆れたように溜め息をついた
「…渚君」
「悪いけど、拒否権は無いよ」
「！」
殺せんせーの考えを見透かしたようにAはそう言った
「人間の脳とは酷いものだ……大切な記憶は何時か消え行くのに、忘れたいと願う記憶は何処かに必ず残る……」
夜風がAの襟巻き(マフラー)を撫でる
「Aさん……あの時、どうして僕を庇ったの？」
「は？」
「Aさんは、僕なんかより暗殺教室に必要だよ！……殺せんせーを暗殺するためには、」
「確かに、私には君を庇う理由が無い」
Aは、渚の言葉を遮った
「もう少し云えば、この超生物が死のうが生きようが、私にはどうでもいい……
暗殺が成功すれば、私は今まで通りのことをする…
暗殺を失敗したとして、後に何が残る？……『地球ごと爆発』…それはそれで善い結末(････)じゃないか」
「「！？」」
Aの言葉に、二人は目を見開いた
「地球が滅びれば、善人だろうと悪人だろうと皆に同じ制裁が下る……
皆平等で、良いじゃないか」
Aはそう言うと
「そろそろ……」
ユゴーの方を見た
「ﾊｧ……」
ユゴーは渚に近付くと、その目を覗き込んだ
「貴方、一体何を！？」
ｼﾞｬｷ
「悪いけど、邪魔しないで」
渚の元へ行こうとする殺せんせーに銃を向けて、Aは言った
青色の文字列が渚を包む
一瞬、時が止まったような感覚に陥った
白い光が生じ、視界を遮る
視界が戻ると、渚は気を失っていた
「ほらよ」
ユゴーはそう言って殺せんせーに渚を預けた
「！？…渚君！！」
「安心しろ、気を失っているだけだ」
「渚君に一体何を…？」
「彼は、『十時間以内の記憶の一部を書き換える』異能力者
私が怪我したのは、渚君を庇ったから…という事実を偽りの事実に書き換えるよう、私が彼に頼んだ」
Aは淡々と殺せんせーに言った
「そんなことが……」
「唯、異能力は万能じゃねぇ……何かの拍子に、本当の記憶を思い出す可能性は大いにある
まぁ、思い出した時は思い出した時で何とかしてくれ」
ユゴーは殺せんせーにそう言うと
「じゃあ俺は帰る……制服姿の写真も撮れたしな」
Aにそう言った
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朱鷺の砂 - 彩さん» リクエスト、ありがとうございます！ 家庭教師ヒットマンREBORNとのコラボですね、了解です！(話数が足りないのでこの作品の続編に書く予定です 公開まで時間が掛かります すみません) (2019年4月3日 17時) (
レス) id: 137c29396a (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - リクエストで家庭教師ヒットマンREBORNをコラボできたらして欲しいです！お願いします！できるなら楽しみにしています！ (2019年4月2日 18時) (レス) id: 30a946bee5 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 朱鷺の砂さん» コメント返してくださってありがとうございます！リクエストは今のところは思い付かないので思い付いたら即コメントしますね！！ 最後に一言→ チェスとか将棋出きるひとすげ(´-ω-`) (2019年1月14日 22時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂 - 猫好きさん» 壁ドンを書くのは私の得意分野ですので！ リクエスト等あったらお願いします！ (2019年1月12日 9時) (レス) id: c2940fbcc7 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 壁ドンリクエストした人ナイス!!!!!!!!!!!! (2019年1月11日 23時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱鷺の砂 | 作成日時：2018年11月25日 22時
