屋上 ページ36
烏間が病室から出ていくと、Aは視線の先にある制服に着替えた
そして、戸を僅かに開けて通路の様子を確認すると、そこにはスーツをきた男女がいた
「………(抜け目無いね……)」
Aは静かに戸を閉めると、窓を開けた
Aは、僅かしかない窓枠にぶら下がると、窓を閉めた
そして、外壁を強く蹴り、隣の建築物(ビルディング)のベランダに跳んだ
ベランダに着地すると、Aはその建築物(ビルディング)の屋上に向かった
屋上に来たAは、携帯電話を取り出し、操作した
『怪我は大丈夫か？』
「まぁね」
『相変わらず、見た目に反して丈夫な体だな』
「……頼みがある」
『？』
「ユゴー…貴方の異能が必要……あと一時間以内に、私の所に来て」
『………判った…五分で行く』
「五分！？」
『お前の見舞いに行ってやろうと思ってな……丁度近くにいるんだよ』
「あ、そう……」
『じゃあ、五分後』
ユゴーとの通話を終了すると、Aは別の番号を押した
「今晩は…標的(ターゲット)」
相手は、殺せんせー
『Aさん！？…怪我は！？』
「細かいことは面倒……用件を手短に話す
今から一時間以内に、潮田渚を連れて私のいる病院の屋上に来て」
『何故、渚君を…？』
ﾌﾞﾂｯ
殺せんせーとの通話を一方的に切ったAは、今いる建築物(ビルディング)の屋上から、隣の病院の屋上へと跳んだ
着地するとほぼ同時に、屋内へと続く扉が開いた
「その格好は新鮮だな…A」
そう言って屋上に来たのは、Aと同じく『死の家の鼠』構成員であるユゴー
「まだ五分経ってないけど……」
「偶々だ……それで、何で俺を此処に呼んだんだ？」
ユゴーがAに聞いた
「もうすぐ此処に、ある少年が来る……その少年の記憶の一部分を書き換えてほしい」
「嗚呼…別に構わないが……」
ユゴーがそう言うと、不自然に風が吹いた
刹那、二人の背後には殺せんせーと渚が立っていた
「Aさん」
「やぁ、渚君……調子は如何かな？」
殺せんせーの言葉を遮るように、Aはそう言った
「Aさん…大丈夫なの！？」
「あの程度で殺られる程、私は弱くない……
それより、驚かせてしまって申し訳ないね」
「い、否…大丈夫だよ
それより、Aさんが無事で良かったよ」
「………」
そう言った渚からAは目を離さない
「ねぇ、渚君……」
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朱鷺の砂 - 彩さん» リクエスト、ありがとうございます！ 家庭教師ヒットマンREBORNとのコラボですね、了解です！(話数が足りないのでこの作品の続編に書く予定です 公開まで時間が掛かります すみません) (2019年4月3日 17時) (
レス) id: 137c29396a (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - リクエストで家庭教師ヒットマンREBORNをコラボできたらして欲しいです！お願いします！できるなら楽しみにしています！ (2019年4月2日 18時) (レス) id: 30a946bee5 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 朱鷺の砂さん» コメント返してくださってありがとうございます！リクエストは今のところは思い付かないので思い付いたら即コメントしますね！！ 最後に一言→ チェスとか将棋出きるひとすげ(´-ω-`) (2019年1月14日 22時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂 - 猫好きさん» 壁ドンを書くのは私の得意分野ですので！ リクエスト等あったらお願いします！ (2019年1月12日 9時) (レス) id: c2940fbcc7 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 壁ドンリクエストした人ナイス!!!!!!!!!!!! (2019年1月11日 23時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱鷺の砂 | 作成日時：2018年11月25日 22時
