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殺気を向けたからには ページ32

「異能力…本当にあるんだ…!」

渚が驚きの声を上げると、

「テメェみたいな餓鬼が異能力者?
……ふざけんじゃねぇぞ!!」

怒り狂った鷹岡が、Aに殺意を向けていた

「……誰が餓鬼だって?」

鷹岡の方を見て、Aは言った

「テメェだよ……マフラー野郎」

Aにぶつけられる殺意は鋭くなる

「殺気をぶつけたからには、死ぬ覚悟、出来てるんだよね?」

「あ?」

「真逆、標的に殺気を向けておきなながら、自分が殺される可能性は零だとでも?……確かに相手が無力なら、可能性は零に近いかも知れない……
でも、君が殺気を向けている相手は、私だ………今此処で、そのナイフで、君の喉元を掻き斬ることは、私にとって、数学の問題を一つ解くよりも容易いんだよ?」

Aは目を細め、楽しそうな笑みを浮かべてそう言った

「俺がテメェみたいな餓鬼に負けるかよ!!」

「私が異能力を披露したというのに、まだ自分に勝機があると?
君が、相当な馬鹿だということは判ったよ……力の差というものを見せてあげようか?」

Aがそう言うと

「邪魔すんじゃねぇぞ!!烏間!!」

内務省への連絡を終えた烏間にそう言った

「クッ…」

怒り狂う鷹岡から、生徒達は距離をとる

今も尚、Aの手首からは血が流れ落ち、校庭に赤い斑点を作っている

鷹岡がAに殴り掛かる

だが、

パシッ

Aはその拳を平然と受け止める

受け止めた拳を、Aは握り締めた

「グッ…ア"ァッ」

鷹岡が痛みで顔を歪めた

すると

「Aさん!!」

渚の声が響いた

声の方を見ると、渚が切羽詰まった表情で此方に走ってきていた

Aは、鷹岡とは別の殺気に気付き後ろを振り返った

そこには、先刻倒した筈の女が右手をつき出して不適に笑っていた

「sit………渚君!!」

Aはそう言うと、鷹岡を蹴り飛ばして渚の方に向かった

刹那、女の右手から放たれたナイフが渚を貫こうとした

ドンッ

「カハッ……」

「!?」

ナイフが貫いていたのはAだった

ナイフは的確にAの脇腹を貫いていた

「カハッ……」

「!?」

ガシャン

ドサッ

ナイフは地面に落ち、Aは気を失って渚に倒れ込んだ

僕なんか… 【渚said】→←異能力



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朱鷺の砂 - 彩さん» リクエスト、ありがとうございます! 家庭教師ヒットマンREBORNとのコラボですね、了解です!(話数が足りないのでこの作品の続編に書く予定です 公開まで時間が掛かります すみません) (2019年4月3日 17時) (レス) id: 137c29396a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - リクエストで家庭教師ヒットマンREBORNをコラボできたらして欲しいです!お願いします!できるなら楽しみにしています! (2019年4月2日 18時) (レス) id: 30a946bee5 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 朱鷺の砂さん» コメント返してくださってありがとうございます!リクエストは今のところは思い付かないので思い付いたら即コメントしますね!! 最後に一言→ チェスとか将棋出きるひとすげ(´-ω-`) (2019年1月14日 22時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂 - 猫好きさん» 壁ドンを書くのは私の得意分野ですので! リクエスト等あったらお願いします! (2019年1月12日 9時) (レス) id: c2940fbcc7 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 壁ドンリクエストした人ナイス!!!!!!!!!!!! (2019年1月11日 23時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2018年11月25日 22時

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