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殺気 ページ28

「「「「!!?」」」」

Aの行動に、生徒達は目を見開いた

何時の間にか、烏間が校庭に来ていた

掌底を喰らった鷹岡自身も、状況を飲み込めていないような顔をしている

立ち上がったAは、鷹岡を見下ろして言う

「私、『父親』という存在が殺したいほど嫌いでね……勿論、『家族』も……
君の教育(やり方)は、確かに短時間で彼等を暗殺者に育てあげることができるかもしれない……だが、その教育に彼等が着いていくか否かは別だ……
少なくとも、私は君の教育を受ける気は無いよ……
この機会だ…良いことを教えてあげようか……………私は『つまらない人間には存在価値そのものが無い』と思う………逆を言えば、『面白い人間には存在価値がある』のだが、君は至極つまらない人間だね
此処が路地裏とか人目につかない場所だったら…………君は今頃、あの世に居るよ」

ゾクッ

Aの最後の言葉でその場一体が凍り付いた

青玉のような瞳は深海のように深い闇を含んで、鷹岡を射抜いている

「こ、この、餓鬼!!」

鷹岡は立ち上がると、Aに拳を振り上げた

だが、

「私の生徒に何をしている……」

怒りを露にした殺せんせーが鷹岡の背後でそう言って、それを止めた

怒りを露にする殺せんせーに対し、鷹岡は

「俺を殺すか?」

そう聞いた

二人が論を交わす間に、Aは校庭に下りる階段にいる烏間の元に向かった

「全く、嫌になるよ」

「!……」

「何を驚いた顔をしているんです?」

階段に座る烏間にAはそう言った

その目に、先刻のような深い闇は無く、何時ものAの目だった

「あれが、仕事の時の顔か?」

「……変な顔でもしてました?」

Aはそう聞きながら、階段に座る

「否、そういうわけでは無いが」

「判ってますよ………
あれほどの殺意を人前で露にしたことは、ここ数年ありません……」

Aがそう言うと、鷹岡に論破されたのか、殺せんせーが来た

「サボりですか……関心しませんね」

「あんな奴の訓練を受けたところで何になる?」

殺せんせーの言葉にAはそう言った

「…貴女は先刻、鷹岡先生に対して殺気をぶつけましたね?………しかも、場所が違えば殺していたと…」

「………」

「何故、生徒達の前であれほどの殺気を?」

殺せんせーがAに聞く

「……何故でしょう?」

だが、Aはそう言って誤魔化した

別の意味→←嫌な予感



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朱鷺の砂 - 彩さん» リクエスト、ありがとうございます! 家庭教師ヒットマンREBORNとのコラボですね、了解です!(話数が足りないのでこの作品の続編に書く予定です 公開まで時間が掛かります すみません) (2019年4月3日 17時) (レス) id: 137c29396a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - リクエストで家庭教師ヒットマンREBORNをコラボできたらして欲しいです!お願いします!できるなら楽しみにしています! (2019年4月2日 18時) (レス) id: 30a946bee5 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 朱鷺の砂さん» コメント返してくださってありがとうございます!リクエストは今のところは思い付かないので思い付いたら即コメントしますね!! 最後に一言→ チェスとか将棋出きるひとすげ(´-ω-`) (2019年1月14日 22時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂 - 猫好きさん» 壁ドンを書くのは私の得意分野ですので! リクエスト等あったらお願いします! (2019年1月12日 9時) (レス) id: c2940fbcc7 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 壁ドンリクエストした人ナイス!!!!!!!!!!!! (2019年1月11日 23時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2018年11月25日 22時

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