〃 ページ13
「何？」
「主様が自室に居ないんです……何か知りませんか？」
ゴンチャロフは、焦りを隠してAにそう言った
「………頭目は……『天人五衰』の同僚と話をする為、潜窟を開けている……何かあった？」
「いえ……主様のいる気配が主様の部屋に無かったもので………
ですが、そういうことでしたか……お手数をおかけしました」
ゴンチャロフは、そう言ってAの部屋から離れていった
「ﾌｩ………もういないよ」
Aは、寝台に身を隠しているであろうドストエフスキーにそう声を掛けた
「………？」
だが、ドストエフスキーからの返答がない
Aは、寝台の布団を捲った
「！」
そこには、規則正しい寝息を立てたドストエフスキーがいた
「…………凄い隅…」
Aは、ドストエフスキーの顔を覗き込んでそう呟いた
「…………ﾌｩ…これは、部屋から出られないな」
Aは、そう呟くとドストエフスキーを起こさないように布団をかけて、机の上にあるパソコンを起動した
「………成人した人間がいきなり子供に戻るなんて……」
Aは、傀儡師という情報屋の立場を利用して、ドストエフスキーに起こった異変のことを調べた
一時間後
「……ﾊｧ……何も無い」
ドストエフスキーに起こった異変に関する情報は、何処にも無かった
「ﾊｧ……本ならあるかな？」
Aは、立ち上がると本棚を見て情報がありそうな本を探した
さらに二時間後
「…………無い…」
Aの机の周辺には、大量の本が積み重なっている
「…………ﾊｧ…
(異能を使うべきか？………でも、外傷は無いし、そもそも怪我じゃない……一体、何が原因で…？)」
Aは、更にパソコンで調べ始めた
どれだけ調べても情報は無く、既に日は傾いていた
Aもいつの間にか眠っていた
真夜中、ドストエフスキーは目を覚ました
スタンドの明かりだけが、部屋を照らしている
「………寝てましたか…
！……元に、戻りましたね…」
少年の姿だったドストエフスキーは、元の姿に戻っていた
「………A」
ドストエフスキーは、大量に積まれた本と机に突っ伏したAを見た
ドストエフスキーは、Aに近付いた
「……こんなに沢山…！」
そこで、机に大量に紙があることに気付いた
紙には全て、調べた本の題名や情報屋の名前がAの手書きで書かれていた
「これを……全部…？」
ドストエフスキーは、微かに目を見開いた
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朱鷺の砂 - 彩さん» リクエスト、ありがとうございます！ 家庭教師ヒットマンREBORNとのコラボですね、了解です！(話数が足りないのでこの作品の続編に書く予定です 公開まで時間が掛かります すみません) (2019年4月3日 17時) (
レス) id: 137c29396a (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - リクエストで家庭教師ヒットマンREBORNをコラボできたらして欲しいです！お願いします！できるなら楽しみにしています！ (2019年4月2日 18時) (レス) id: 30a946bee5 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 朱鷺の砂さん» コメント返してくださってありがとうございます！リクエストは今のところは思い付かないので思い付いたら即コメントしますね！！ 最後に一言→ チェスとか将棋出きるひとすげ(´-ω-`) (2019年1月14日 22時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂 - 猫好きさん» 壁ドンを書くのは私の得意分野ですので！ リクエスト等あったらお願いします！ (2019年1月12日 9時) (レス) id: c2940fbcc7 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 壁ドンリクエストした人ナイス!!!!!!!!!!!! (2019年1月11日 23時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱鷺の砂 | 作成日時：2018年11月25日 22時
