赤い髪の君 (ページ40)

今日:13 hit、昨日:2 hit、合計:92,188 hit

. ページ40

しばらく、えいちゃんは黙っていたが、
ついに口を開いた。

え｢･･･別にいいよ？Aの体だし、
コンプレックスだと思ったから、
そうしたんだよな？
でも俺らに一言、相談してくれても
よかったんじゃない？｣

冷静に話してるつもりかもしれないが
その声は大分怒っていた。

『なんで？私の体だよ？
私が決めて何が悪いの？
それに事前に相談しても
どうせ止めるでしょ』

え｢止めないよ。
お前の意見も尊重する。
別にお前が整形しても
整形しなくても、どっちでもいいよ。
ずっと一緒にいるんだから
何も言ってくれなかったのが
ショックだった｣

『･･･うん』

えいちゃんの言うことが
正論過ぎて、ドッキリなのに
私は泣いてしまった。

つ｢ちょっと、えいちゃん言い過ぎ｣

すると、そらが急にソワソワして、

そ｢あー！！！！！｣

カメラを見つけて嬉しそうにしている。

そ｢ほら、A。
ドッキリ？｣

『･･･ぐすっ･･･だ、大成功？』

りつ｢｢wwwwww｣｣

え｢･･･あー、くそっ！またかよ｣

そ｢A、お前が仕掛けたのに
なんでお前泣いてんだww｣

『だって、だって、』

なんとか動画を締めようとした
えいちゃんは、カメラに近づいて

え｢おーわーりーですww｣