赤い髪の君 (ページ27)

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え｢お前ほんとになにしてんの？
言ったよな、みっくんみたいな
優しい奴、他にはいないって｣

『う･･･っ、ひっく･･･分かってるよ、
分かってるけど･･私が悪いの･･･っ』

え｢でしょうね、知らないけど･･･
もーーー！分かったから泣くなって！｣

そう言って、えいちゃんに
頭をわしゃわしゃされ
いい加減泣くのをやめた。

え｢･･･落ちついた？｣

『･･･うん』

はぁ、と息をついて
続けてえいちゃんは言った。

え｢Aも、アバの動画出て。
編集は俺がメインでやるから。
そしたら、みんなと一緒に帰れるだろ？
撮影がないときは、前みたいに俺が送る｣

『いいの･･･？わたし、迷惑じゃない？』

え｢今さら？何年の仲だと思ってんの｣

『えいちゃーーーん、ありがとーーーー』

私は、また泣きじゃくって
えいちゃんに抱きついた。

｢もーめんどいって｣って、言いながら
えいちゃんも優しく私を見てくれた。

わたし、やっぱり、えいちゃんが大好き。

でもね、この気持ちは閉じ込めることにする。
もう叶わない恋だと思ったから。

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作者コメント

過去編一旦終了です。
またまた長くなりすみません！

たまにエイジsideも出す予定です。