赤い髪の君 (ページ12)

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そ｢ねぇ、酔った今だから聞くんだけど
Aって好きな人とかいるの？｣

お酒を飲みかけてた私は
吹き出しそうになった。

『え！急すぎん？なんで聞くの？』

そ｢え、だって、ずっと一緒にいるのに
彼氏の噂とか聞いたことないし｣

え｢俺はねぇ～みっくんも、
そらも、りっくんも、Aも
みぃ～んな大好きだよ！！｣

そ｢あーはいはい嬉しい｣

『えいちゃん、たくさんの恋
成就するといいね』

そ｢で、どーなの？まさかメンバーの中？｣

私は一瞬ドキッとしたが、
すかさず、問題児が発言した。

え｢Aはねぇ～、昔
エイジのこと好きだったんだよ～｣

そ｢え！まじぃ！！！！？｣

『おーい！ふざけんな！！
小学生のときの話でしょ！！
今は好きじゃありませーん！
好きな人もいませーん！』

えいちゃんバカでしょ、
動揺しちゃったよ。

そ｢なーんだ！
ずっと気になってたんだよね、
Aの浮ついた話聞かなかったから｣

『んー今はそういうのいいよ
みんなといるのが楽しいし』

え｢俺はAのこと好きだよぉ～？｣

この人の好きは、ラブじゃなくて
ライクの方でしょ。
分かってても、嬉しいから、悔しい。

そ｢じゃあ、一番気になってたこと聞けたし
俺もそろそろ寝ようかなー！おやすみ｣

『急に切ったねwおやすみ』

え｢おやすみ～｣