誘惑ストロベリー (ページ31)

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健「ひーめ！一緒に帰ろ」

健人さんが教室に顔を出して誘ってくる

あの噂のこと

健人さんに相談したら、「じゃあ本当にその関係になる？」ってまともに返事してくれなかった

暫くこうやって健人さんから帰りの誘いがあって、

断れずに数日経っていた

『今日もですか？』

健「だって、七海ちゃんが、お好きにしちゃってください ☆ って言ってきたから良いかなって？」

七海め、、この状況心配するふりして楽しんでるところあるな、、アイツ

『今日は1人で帰ります』

健「えー、なんでよ！いいじゃん」

『もーーよくないんだって！！』

『健人さんのおかげで噂が止まるどころか広まってるんですよ？』

健「俺からしたら好都合だけど？」

『何言って …… 』

いつもニコニコ笑ってる健人さんからは想像つかないくらい真剣な顔をしてた

健「 Aちゃんは、勝利のこと好き？」

『えっ、、と、、』

健「好きだよね。知ってるよ」

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健「でも、そんなの壊してやりたいと思うほど俺はAちゃんの事好きだよ」

健「勝利には悪いけど、久しぶりに恋ってものしたから本気で追いかけたいんだよね、」

『あの、いやまってください冗談ですよね？？』

健「真剣だけど？」

『そんなこと言って、実はドッキリでした～！テッテレー！みたいなことになるんですよね？！知ってますよ！！』

健「じゃあ、こうしたら本気だって分かってくれる？」

気がつくと教室には誰も残ってなくて

完全二人きりの状態

腰に腕をまわされてすぐそこには健人さんの顔が見える

『ちょっと、辞めてくださいっ』

健「止めないよ？」

腰にまわっていたはずの手がいつの間にか後頭部に触れていた

ゆっくり近づく綺麗な彼の顔

ずっと健人さんは私をおもちゃだと思って扱ってると思ってた

面白い奴がいるぞ～って馬鹿にしてるのかと思ってた

そんな健人さんの言葉に嘘がないかのように

唇に触れるだけの口付けをされた