295*リクエスト ページ9
ココさんと沢山お話しして、笑い合って
それはもう楽しいティータイムだった
「あぁ、もうこんな時間だね」
気づけば窓から差してくる日光はオレンジ色で
私達のお腹も鳴る頃で…
「あの、私夜ご飯作りますよ!」
お泊まり会と言っても、何もしないというのはさすがに申し訳ない
せめて夜ご飯は作らせてもらおう!
「ルナちゃんの手作り料理が食べられるんだ!嬉しいなぁ」
終始ニコニコのココさん
私は立ち上がり、キッチンに向かった
「ココさん、何か食べたいものありますか?」
「そうだなぁ…ルナちゃんが作ってくれるものだったら何でも嬉しいんだけど」
「何でも良いは禁止です!作るこっちが困るんですからね!」
ぷくーっと頬を膨らませる私
彼は小さく噴き出すと、膨れた頬をつんつんと触った
「じゃあハンバーグを作ってくれる?」
「了解です!冷蔵庫、開けますね」
食材を取り出してキッチンに並べる
まずはタマネギを微塵切りにして、ボウルの中へ
そこに牛挽肉と豚挽肉、卵にパン粉、片栗粉も少し
あとは塩こしょうと隠し味に醤油を入れて、粘りが出るまでこねる
形を整えて、フライパンで両面焼いて
最後に蓋をして数分蒸し焼きにする
ふぅ…一段落…
チラッとココさんを見ると、彼はさっきみたいに私を見つめていた
「あの…どうぞ座っていてください。疲れませんか?」
「ふふ、気にしないで続けて?」
やっぱりニコッと笑って料理を促すだけたった
そんなに面白いかな…?
ハンバーグが焼き上がるのを待っている間、副菜作り
サラダやスープをササッと作る
良い感じに焼けたハンバーグを皿に移して、フライパンに残った肉汁で作ったソースをかければ完成!
「できあがり!」
「すごく手際が良いんだね。全然時間がかかってないよ」
「えへへ♪毎日続けてる賜物ですかね!」
「毎日…そうか、鉄平は毎日ルナちゃんの料理を食べているのか…」
何やらボソボソと呟くココさん
「ココさん、冷めちゃいますよ?」
「ごめんごめん、早く食べようか」
皿をテーブルに運んで、私達もイスに座ったらいただきますと手を合わせる
ココさんは早速ハンバーグに手を着けた
実は彼に手料理を振る舞うのは初めてな訳で…
なのでとても緊張するわけで…
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (8月26日 22時) (レス) @page33 id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
零 慈-レイ ジ-(元:零ーレイー)(プロフ) - 私も1から読ませてもらってます!とても与作さんやそのほかのキャラへの愛を感じる作品だなあ、と感心してます・・・。作者さんのペースで良いので、頑張ってくださいね! (2020年12月9日 20時) (レス) id: 7c94df9960 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています!更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか? (2020年9月20日 22時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 1から見させてもらっています とても面白いです ありがとございます (2020年9月17日 22時) (レス) id: 09e4e6eb84 (このIDを非表示/違反報告)
承太郎の帽子(プロフ) - お久しぶりです!この間にゃんこさんの小説を最初から読んでいったらトリコ熱がまた上がっていきました!!更新遅くても首を長くして待っています! (2020年1月13日 11時) (レス) id: dbaa959796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんこ | 作成日時:2019年6月29日 13時