151*突然の相談事 ページ40
「鉄平さん恋とかしたことありますか?」
「.....へ?」
晩飯を食ってソファでゆったりとくつろいでいると、ルナちゃんからの突然の質問。
恋とか恋愛とかの知識は全く無かったはずなのに急にどうした?
「だ、第一ビオトープでなんかあったの?」
「あ、はい!リンが教えてくれたんですよ!」
「リン?」
あー、そうえいば、サニーの妹だっけ?
会ったことはないけどさ
「リンはトリコさんに恋してるんですよ!」
ほうほう、トリコも隅に置けない.....って、えぇぇぇぇえ!!!!!
マジかぁっ!! よりによってトリコ!?
あの食べ物のことにしか興味がなさそうで恋愛事には全く無頓着なトリコォ!?
いやぁ...そのリンって子も苦労するよぉ...
「それで、鉄平さんはどうですか?」
なんかすっごいキラキラした目で俺を見てくるルナちゃん。
恋ねぇ...
「まぁ、俺だってもう二十七だし?恋の一つや二つや三つや四つ、結構してきたけどさぁ。でも好きな人と結ばれたことは一回も無かったねぇ。ほら、俺物静かで口下手でしょ?だから告白は全部手紙に書いて送るんだけどさぁ、これがまた返事が全く来ないわけよ!どうしてだろうねぇ....。俺だって顔は良い方だと思うし?性格だって悪くないし?あと腕の立つ再生屋ってゆー肩書き背負ってんだからモテないってことはないと思うんだけど...あ、こう言ってるけど別に俺ナルシストじゃないよ?ってわけで恋してもなかなか成就しないんだよなぁ....」
「あのぉ...鉄平さん?」
「ん?どうしたの?」
「えーとぉ....そのぉ....。」
ルナちゃんが何か言いたげにもじもじしてる。
なんか遠慮してるのかな?
もぉ〜、一緒に暮らし始めて結構経つのに遠慮とか水臭いなぁ
「なになに?何でも言っちゃいなよ!」
「そうですか?それじゃあ....相手の人から手紙のお返事が来ないのは、ただ単に鉄平さんの字が汚くて読めなかったんじゃないですか?」
「...え?」
「それに鉄平さんは少し詰めが甘いところがあります。おそらく、鉄平さんの連絡先を書いていなかったんじゃないですか?だから返事がしたくてもできなかったんですよ。ちゃんと連絡先を書いてましたか?」
「あ....えっとぉ...書いてなかったかな?」
「そんなんでお返事が来ないのは当たり前ですよ!!書いた後とポストに出す前はちゃんと確認しないといけませんよ!!」
「はい...すんません...。」
な、何で俺、こんなに怒られてんだろ....
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なたなたまる - 文章はめちゃくちゃいいのにイラストがめちゃくちゃ残念… (2019年4月6日 21時) (レス) id: c9f0456c30 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 黒猫歳花さん» いえいえ!全然迷惑じゃないですよ!これからも何かあったらご指摘お願いします<(_ _)> (2018年10月26日 8時) (レス) id: 7d53de745b (このIDを非表示/違反報告)
黒猫歳花(プロフ) - にゃんこさん» ありがとうございます!ご迷惑お掛けして本当に申し訳ないです! (2018年10月26日 2時) (レス) id: e89c78e8b2 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 黒猫歳花さん» イラスト載せなおしました!ちょっとまだ準備中のものや載せきれなかったものもあるので、それはまた後日載せますね!楽しみに待っててください(*´ω`*) (2018年10月24日 22時) (レス) id: 7d53de745b (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 黒猫歳花さん» イラストの件はすみません(;´Д`)原因がわかったのですぐに直しますね!応援、ありがとうこざいます(*´ω`*)これからも頑張ります☆ (2018年10月24日 14時) (レス) id: 7d53de745b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんこ | 作成日時:2017年4月29日 10時