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華奢なその身体が
悲鳴をあげながら
必死に新たな命を生み出そうとしている。
この時の俺は無力で
ただただ2人が無事であってくれることを
祈ることしか出来なかった。
ぎゅうぅぅぅと握られた
汗まみれの手を握り返せば
こんな時でも微笑むAが
愛しくて愛しくて…
この苦しみから解放させてやりたいのに
代われるもんなら代わってやりたいのに
なにも出来ない歯がゆさに
心底、自分の非力さを呪いたくなった。
何もできない俺の代わりに頑張れ！
頑張れ！
頑張れ！
頑張れ！
.
.
.
2016年6月26日23時
俺らは
じいさんたちが守った未来を
またひとつ、繋げることができた。
.
『俺の赤色迷宮マリッジ』
…end♡
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作者名：ミイチゴ
| 作成日時：2015年8月18日 22時
