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129.アスナロ白書 ページ20
「覗きか！？覗きだろ！？
この変態教師め！！」
「ちがっ！私の方が先に入ってじゃないですか！」
「二宮さんの恥ずかしボディ見たいのか！？
ええ！？そうなんだろ！？」
「み！見たくないです！！さようなら！
今日の日はさようなら。
二宮せんせーもさようなら。」
なるべく二宮せんせーの方を見ないように。
私の身体も見られないように。
この場をやり過ごそうとしたのに！
「待ちなさいよ。」
お風呂から出ようとする
私の腕を掴んで引き止めた。
心臓が…ハクハクする。
「なんで…？
いつもは私から逃げてるくせに！
なんで今なんですか！？」
ずっと私の気持ちを伝えたかった。
二宮せんせーの気持ちには応えられないって…
ようやく話せる時が来たのに
こんな状況。
まともに二宮せんせーの方を見れない。
「ごめん…。
聞くから…、こっち向いてよ。」
「こんな状況でどうやって話すんですか！？」
「ほら…こっち来いって。」
「いや！」
嫌がる私を強引に引き寄せ
裸の私を裸の二宮せんせーが
後ろから抱きしめる形になった。
なにこれ？
こんなんして許されるのはキムタクだけですよ？
ズルい。
二宮せんせーはズルい。
こんな時にズルい。
普通の女の子ならこんな事されたらイチコロですよ。
でも、私は…。
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作者名：ミイチゴ
| 作成日時：2015年8月18日 22時
