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28.ノーパンヲ阻止セヨ ページ28
「もぉー…
本当の事話したら帰ってくれます？」
ここは私たちの結婚のなりゆきを
正直に話した方がいいかな。
「場合によっては泊まってくね。」
「ななななに言ってるんですか！？
貸せるおパンツなんてナイですよ！」
「仕方ねぇな、明日はノーパンだな。」
ぐっふぅぅぅ！！
それ何の罰ゲームですか！？
取り敢えず、
話して帰ってもらおう！
無理やり追い出そう！
ノーパンを阻止せよ！
「私たちは許嫁同志だったんです。」
「……。」
「お互いのおじいちゃんたちが勝手に決めた。」
「……。」
「で、結婚しちゃいました♡」
「アンタさぁ…もっと上手い嘘、
付けないの？」
えええ？
正直に話したんですけどぉ！？
「バカにしてんの！？
んな話で納得して帰るわけないでしょ！？
むっかつくわぁー！」
「え！だって本当の事ですよ！！
櫻井さんは仕事のため！
私は…なんのため？？？
ん？なんの為に結婚した？？んー？？」
「アンタ本当なんなの？
結婚に理由なんてあんの？」
違う違う。
私は"なんの為に"とかじゃなくて…。
「私は…櫻井さんのお嫁さんになる事が
決まってたからです。」
そうなんだ。
私は昔から自分に意思がなく
周りに流されて生きてきた。
だから結婚も…
言われるがままだったんだ。
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作者名：ミイチゴ
| 作成日時：2015年6月26日 23時
