13.サンバカトリオ ページ13
「えー、昨日結婚したってことは
昨夜はさぞかし、お楽しみになったんでしょうね？
んふふーッ♡」
グサリッ。
お楽しみも何も…
別々の部屋で寝てますけど。
「んだよアンタ…
昨日はナニしたんだ！？えぇ！？言え！！」
またもグリグリと棒付きキャンディを
唇に押し付けて尋問開始。
ナニもないんですけど。
面白い返し、出来ないですよ。
「あれだよな！？
やっぱり言葉攻め。
アンタみたいなM気質な女に
"どうしたい？言わなきゃしてあげないよ？
ホラ、言いなよ？"
って無理やり言わせる！
で、嫌がるくせに身体は正直なの。
あ"あーーー！俺がシたかった！！！」
「二宮せんせーはそういう趣味ですか。
ふむふむ。ベンキョーになる。
ちなみにその問いに対しての模範解答は？」
「"カズくんが欲しい♡"だろぉがよ！」
「な、なるほど…。」
オトコの人はそういうのが好きなのかぁ…。
私、経験値少ないから…。
知らなかったぁ…。
この際だ、ベンキョーさせてもらお。
「あれでしょー？
やっぱり初心者はローソクじゃない？
あれはねー、
後処理大変だからオススメしねぇよ。」
「へぇー…ではオススメは？」
「縄だね。」
ドヤ顔でそう言うと机の引き出しの奥から
ロープを出した。
「ちょっ！大野さん！！笑
ナニ潜ませてんのよ！？」
「俺はね365日24時間いつでも準備万端なんよ。」
「ふむふむ…
で、それをどう扱うんでしょうか？」
もうメモ書きを始めた私。
そんな勉強熱心な私の身体を大野せんせーは
ぐーるぐるとロープで縛り始めた。
「ぅはははは！！！爆笑」
「んはははは〜♪爆笑」
なんだか…
ギュウギュウで変な気分です。
おまけに2人ともスマホのカメラで写真撮ってる…。
身動きが出来なくなったところで
教頭先生が現れ
「コラ！！！そこの3バカ！！
朝から何をしてるんだぁ！？」
とカミナリを落とす。
教頭先生も写真を撮りながら。
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作者名：ミイチゴ
| 作成日時：2015年6月26日 23時
