第６８話 リング�� ページ25
花「ってことはおばあさんとはこれが最後だ。マンジロウがおばあさんのために指輪を返したいと想ったこととか、安倍さんとAさんと何度も川に入って探したこと
とか・・・ただ返すんじゃなくて、マンジロウのことも一緒に伝えられないかな・・・って。」
晴「(伝える？)」
花「別れる前にマンジロウがいたことをおばあさんの記憶に残せればいいなと思ったんです。」
マンジロウ「芦屋の坊主。お前・・・何か策でもあるのか？」
花「ちょっ・・・ちょっと待って。えーっと。」
晴「・・・余計なことはしねえ。」
A「晴・・・。」
晴「余計なことは言うな。」
花「・・・ああ、えっとオレ、お節介すぎました？」
晴「！」
優・向「・・・・・。」
晴「いや、そういう意味じゃねぇ。芦屋のやろうとしてることが悪いとか、無駄だってことではなくて、単に妖怪絡みのことを人間に伝えるのは難しいんだよ。」
A「何かしてあげれたらいいんだけどね・・・現状はそんなに簡単ではないかな？」
晴「ありのままを話したとしても人間には意味不明だし、ごまかしたとしても突っ込まれればボロが出る。何かしたところで、呆気にとられるか怪しまれるか、気味悪がられるだけだ。」
A「でも・・・だよね？晴。」
晴「・・少なくとも！今までの経験上ではそんな感じだ。最悪なのは、余計な言動をして人間に警戒されて、その指輪を受け取ってもらえないことだ。最良なのは極力、人間と関わらず済ませること。」
花「ごめん。マンジロウ。何かできたらって思って考えたけど、この指輪の返し方・・安倍さんが言った以上の策が今は思いつかない。期待させといて何もできなくて、すみません！」
マンジロウ「頭を上げろ！」
ゴンっ(マンジロウが花繪に頭突きした音)
花「痛ァ！！！」
モジャ「(ビクッ)」
A「あ、あしやくん！？大丈夫！？！？」
花「すっすいませんでした・・・。」
晴「すごい音したぞ・・・。」
マンジロウ「悪い、勢い余った(焦)俺は怒っちゃいないぞ。」
花「じゃあこの仕打ちは一体・・・？」
マンジロウ「俺はお前に頭を下げられるようなことはされてない！伝えようとしてくれたことは嬉しい。だが、安倍の坊主の言う通りだ。指輪を返せなきゃ今までのことが水の泡になる。ばあさんに見つからんようにそっと返そう。俺は指輪を返せればそれで十分だ。」
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りん - 楽しく読ませていただいております！続きを楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年12月3日 12時) (
レス) id: 0c78f933a2 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃむ(プロフ) - 秋ノ宮紅音さん» わー！ご報告ありがとうございます！ (2018年1月11日 23時) (レス) id: 859a3a0d54 (このIDを非表示/違反報告)
秋ノ宮紅音(プロフ) - 二次創作なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ！違反報告されます。 (2017年12月2日 17時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいちゃむ | 作成日時：2017年8月17日 22時
