第５７話 法池�� ページ13
ガサッガサ――(森の中)
ガサッザッザ
ザッガザ――ガザ
花「遠ッ！！」
晴「あ？」
A「ははっ・・。」
花「もうー１時間は歩いてますよッ。まだ着かないんですか！！ってかさっきから道なき道をガンガン突き進んでますけど。分かって進んでます！？オレ達遭難してませんか！？迷ったなら正直に言ってください！」
晴「近道なんだよ！つーかお前がうるせえから毛玉が起きたじゃねえか！」
花「うわっごめん！」
晴「それにもう目の前だ。いもり池は。」
花「立法さんはそのいもり池にいるんですか？」
晴「ああ。」
花「安倍さん・・・ところで立法さんってどんな妖怪なんですか？」
晴「んあ？どんな？どんな奴っつーと・・・・ヘビースモーカーで酒豪でバクチ好きの色魔・・だな。」
花「ここの中枢・・・そんなグラついたひとが支えてるんですか。」
晴「あ。あとシスコン。」
花「シズクちゃん！！オレそのひとに物怪庵の奉公人に相応しいかどうか見定められるんですね・・・。」
晴「残念ながらな。」
A「う・・ん汗」
花「その上、クビにされたら人として凹む。」
晴「クビ？何言ってんだ？クビになんかさせるかよ。」
花「安倍さん。なんやかんや言ってオレのこと頼りにしてくれてたんですね！」
晴「いいや。お前、借金返すの忘れんなよ。」
花「ですよねー。」
晴「着いたぞ。」
花「！」
A「はーーー。」
晴「そんな顔すんなよ、A。」
花「池の中で家がある・・・ん？」
？「フゥー。」
晴「久しぶり、立法。」
？「！」
(以降、立で表記。」
立「やっと来たかイツキにA。それと新しい奉公人くん。ようこそ我がいもり池へ(にこ)よいしょっと。A、おいで！」
晴「そんな両腕広げたって行かせるわけねーだろ！」
A「(苦笑)」
立「あれ？どうしたんだい？声が出ないのかい？」
晴「さっきちょっとあってな。あんまり出させないようにしてるんだ。」
立「そうなのかい・・。可哀想に・・。」
花「！？どうしたモジャ？」
立「そういえば・・・ふーん。物怪庵の奉公人選びはイツキに一任していたが。これはまた随分と弱々しいのを選んだね。うーーーーん(じっ)」
A「・・・・。」
立「うん、ダメだね。キミは奉公人辞めた方がいいよ。」
花「・・・・・・・・えっ。」
晴「おえ！勝手なこと言うなよ！」
A「！？」
立「だってこの子じゃ奉公人は勤まらないよ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りん - 楽しく読ませていただいております！続きを楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年12月3日 12時) (
レス) id: 0c78f933a2 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃむ(プロフ) - 秋ノ宮紅音さん» わー！ご報告ありがとうございます！ (2018年1月11日 23時) (レス) id: 859a3a0d54 (このIDを非表示/違反報告)
秋ノ宮紅音(プロフ) - 二次創作なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ！違反報告されます。 (2017年12月2日 17時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あいちゃむ | 作成日時：2017年8月17日 22時
