第４５話 実冤 ページ1
――花繪サイド――
花「流血‥‥流‥汁？‥‥‥お前、モジャモジャ？」
？「ギャンッギャァッ」
ベチャ(果物？落とした音)
花「！？‥行っちゃった‥も‥‥擬きだ。モジャモドキだ。あっ、モジャモドキ！なぁッこれ落し物！忘れて‥‥はっや！どうしよこれ。」
ドドドドドドド(妖怪が走ってくる音)
？「オオオオラァァ。待ぁぁてぇぇぇ！！」
韋駄天走りで何かキタァァァ
花「うわっ」
？「どこ行ったァァあんのコソ泥ッ！！」
ドドドドドドドドド
花「何だあのでっかい妖怪。怖そ‥‥あっ」
Aさんに止められたのに
飛び出して来ちゃった！
しかも安倍さんにも黙ったまま‥！
花「でも今、戻れば安倍さんにバレないかも！！Aさんなら事情を話せば‥！さっさと帰って何事もなかったようにしてよっと。安倍さんにバラてませんように。バレてませんように。バレて」
ぐいっ(花繪の首を妖怪が引っ張った音)
花「ブフッ」
？「捕まえたぞ。コソ泥野郎。」
(以降、カで表記)
花「ゲホッッゴホっ‥は？！なに？！カピバラ？じゃなくて、コソ泥って何のこと！？」
カ「姿を変えて逃げる気だったんだろうが、残念だったな！」
花「ハァ！？ワケ分かんないんですけど！？苦しいから手放して下さいッ。」
カ「まだとぼけるか！！これで見逃すほどオレはマヌケじゃねえゾ！」
花「見逃す前に見間違いしてません！？オレ無実ですから！」
カ「無実だァ？ハッ笑わせんな。これだけしっかり証拠があるのによくそんなことがぬかせんな。」
花「証拠？あるなら見せて下さいッ！！」
カ「おおう、よーく見ろ！うちの店から盗みとったその木の実を！」
花「は？！木の実って‥‥木の実？」
ぐちゃ(木の実が潰れる音)
花「ちがーーう！！」
カ「あ！？」
花「ちがっ違うマジ違う。あの木の実は知らない妖怪が落としていって、それを偶然に拾っただけで、オレは盗んでいません。」
‥‥って事実を説明したまでなのに何だろ。この見苦しい言い訳してる感じは。
カ「見苦しい言い訳すんな！オマエが何度も商品を盗ってることは知ってんだ。今日こそは逃がさんゾ(ギュ)」
花「いっ！！」
カ「オマエのようなコソ泥野郎は一度、痛い目みないとわからないんだよなあ」
花「ちょっ、あんた刃物で何する気だよ！！こんなの犯罪に‥‥」
ってココ隠世だから現世の法律なんて
通じないのかッ！！駄目だ、この状況。
オレじゃもう片付けられないゴメンナサイ！！
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りん - 楽しく読ませていただいております！続きを楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年12月3日 12時) (
レス) id: 0c78f933a2 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃむ(プロフ) - 秋ノ宮紅音さん» わー！ご報告ありがとうございます！ (2018年1月11日 23時) (レス) id: 859a3a0d54 (このIDを非表示/違反報告)
秋ノ宮紅音(プロフ) - 二次創作なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ！違反報告されます。 (2017年12月2日 17時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいちゃむ | 作成日時：2017年8月17日 22時
