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チケットを受け取った日から早1ヶ月。


ついに当日がやってきてしまった。土曜のお昼。紫音は土曜保育をお願いした。


ちょっといい格好に着替えて、もうドキドキしすぎて気持ち悪い。やだ、帰りたい。



しょー待ってるからね

しょーAが来てくれたら頑張れる




もう、嫌なタイミングでLINE送ってくるなぁ。


分かってる。行くよ、行けばいいんでしょう。





「なにこれ、」




会場に着いてしまえば、周りには若い女の子。キャピキャピしてる子や、綺麗な子。本当にいろんな世代の方がいて、至る所から聞こえてくる紫耀とか平野って言葉。


それは会場に入っても変わらなくて、なんとなくずっと心臓が痛かった。


開演間近を知らせるブザーが鳴って、暗転。ステージの真ん中にピンスポが当たった瞬間に、空気が変わる。





そこに、平野紫耀がいた。




舞台の内容はあまりよく分からなかった。単純に理解が追いつかなかったのと、それどころじゃなかったのと。


ずっとずっと紫耀だけ見てた。


ステージの上で輝く紫耀だけが目に飛び込んできて、何度も何度も泣きそうになった。




「あ、もしもし?!もう帰った?」

「ふふ、当たり前でしょー?」

「えぇー」

「だって紫耀夜の部もあるでしょ」

「その前に会いたかった」

「だぁめ。帰ってきたらいっぱい甘やかしてあげらからね」

「ほんま?!絶対約束やからな!!」




会えないよ。会ったら泣いちゃう。



好きが溢れて、悔しくて、なんか色んな感情が爆発して、多分、いや絶対泣く。


私はやっぱりアイドルの平野紫耀が好きだと思った。


心底、誰よりも好きな自信がある。




だけど、それなのに。




どうして私たちは出会ってしまったんだろう。どうして離れられないほどに強く愛し合ってしまったんだろう。




出会わなければ良かったのに。




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aoi(プロフ) - チサ様 HPにも足を運んで下さってるなんて、ありがとうございます。ネタが被らないように頑張って書きたいと思います。またお時間のある際にお越し下さいませ(^_^) (2016年11月13日 13時) (レス) id: f81c6301ac (このIDを非表示/違反報告)
チサ(プロフ) - HPの方も読ませていただいてます。こちらの作品もとても面白いです!更新頑張ってください(^o^) (2016年11月9日 2時) (レス) id: 8682789ece (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - はるち様 コメントありがとうごさいます。ハッピーなシーンも書けるよう頑張ります(=^x^=)ぜひまた見に来て下さい! (2016年9月22日 22時) (レス) id: f81c6301ac (このIDを非表示/違反報告)
はるち - めっちゃ面白かったんですけど、少し切ないですね(T^T)これからも頑張れんれんo(^o^)o (2016年9月18日 22時) (レス) id: fb4b4f2984 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:aoi | 作成日時:2016年7月27日 1時

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