15▽重岡side ページ15
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今日は少クラの撮影。今終わって、シャワーして今日もAの家でも行こうかな、なんて考えてた。
神山「しげー、電話やで」
重岡「おー」
なんや飯の誘いかな、なんて画面を見ればAの名前。
なんかスーパーで買ってこいとかそんなことやろ。
重岡「A？どした？」
「…しげ？」
重岡「どしたんお前、声ガラガラやん」
「ちょっと、風邪で、動けなくて…紫音ひとり、だから、」
喋るのが精一杯みたいな声。そういや先週会ったときに喉がイガイガするとか言うてたな。
重岡「ごめん、急用！先帰るな！」
神山「おお？気を付けてな！」
メンバーに別れを告げて、勇み足でスタジオを後にする。早く行かないと。(ヒロイン名前)もしんどいやろうし、紫音も寂しいに決まってる。
タクシーを拾って、スーパーに寄って風邪に良さそうなもんと紫音の好きなものを買って行く。マンションに着いて、ピンポンを鳴らせば青い顔したA。
「ご、めん、」
重岡「ええから」
無理やり体を動かしてきたのか、フラフラの体を支えてやると思ったよりも近いその距離に少しだけドキッとしたのも束の間、想像以上に熱い。
重岡「ごめんな、ちょっと我慢して」
横抱きにして、ベッドに運ぶ。
買ってきた冷えピタを貼ってやれば、すぐに「しおん、」って。せやな、あいつ今ひとりやもんな。
重岡「ちょっと待ってて。紫音とこ行ってくる」
「ん、」
リビングのソファで丸まってた紫音は、俺の姿を見つけて飛びついてきた。
不安やったな。
寂しかったな。
大丈夫、俺がおるよ。
重岡「紫音、ママは大丈夫やからしげちゃんと飯食お？」
紫音「ままぁ、」
重岡「大丈夫。ママ今ねんねしてるから、起きたら元気なってるで」
紫音「んー、」
今にも泣き出しそうな紫音を抱き抱えて、膝の上に乗せたままご飯を食べさせる。お腹がいっぱいになったら少しは落ち着いたのか笑顔も見えるようになってきた。
その後一緒にお風呂に入ったり、子ども向けのテレビを見たり。Aの様子も気になるけど、きっとあいつは紫音の側にいてって言うやろうから。
気付けば紫音もウトウトしてて、リビングにあった布団に寝かせれば俺の手を掴んだまま寝てしまった。
起こさないように手を開いて、頭を人撫でしてAの元へ。
ちゃんと戻ってくるから待っててな、なんて思う俺は父親面が過ぎるんやろうか。
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aoi(プロフ) - チサ様 HPにも足を運んで下さってるなんて、ありがとうございます。ネタが被らないように頑張って書きたいと思います。またお時間のある際にお越し下さいませ(^_^) (2016年11月13日 13時) (
レス) id: f81c6301ac (このIDを非表示/違反報告)
チサ(プロフ) - HPの方も読ませていただいてます。こちらの作品もとても面白いです！更新頑張ってください(^o^) (2016年11月9日 2時) (レス) id: 8682789ece (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - はるち様 コメントありがとうごさいます。ハッピーなシーンも書けるよう頑張ります(=^x^=)ぜひまた見に来て下さい！ (2016年9月22日 22時) (レス) id: f81c6301ac (このIDを非表示/違反報告)
はるち - めっちゃ面白かったんですけど、少し切ないですね(T^T)これからも頑張れんれんo(^o^)o (2016年9月18日 22時) (レス) id: fb4b4f2984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aoi
| 作成日時：2016年7月27日 1時
