＃51．まったりRADIO〈福山潤〉II ページ9
*
『私たちも出来上がりを楽しみにしながら、今頑張っておりますので』
「ええ。また最高傑作を(笑)お届けしますよ」
『まだ詳細とかは決まってないのかな。トト子ちゃんとして皆さんとお会いできる日を待ち望んでおります』
「皆様楽しみにしておいてください」
『はい、じゃあ早速【いい声聞かせて】のコーナーに移りましょう！折角大人気声優にお越しいただいたので、福山潤の声を堪能して明日からの活力にしてもらおう』
「今日はそれで行くのね、了解」
『wwwでは〈野菜嫌い〉さんから頂きました』
「野菜もちゃんと食べましょうね〜」
『嫌いだったら仕方ないよ、私も好きじゃないし笑』
「だからお前は栄養が足りてないんだよ」
『サプリ飲んでるから大丈夫』
「サプリは補うものであって、直に栄養を摂るものではない」
『はいうるさいよ〜説教はあとにしてくださーい』
「逃げやがったな」
『〈ショートストーリーを考えたので、以下の物語をお二人に読んでいただきたいです。よろしくお願いします〉だって。早速読んでいきますか』
「〈どうした？僕の顔に何かついてる？〉」
『〈…ううん、なんでもない〉』
「〈じゃあ、僕に見惚れていた？〉」
『〈……っ、そんなっ、こと〉』
「〈ふふ、耳まで真っ赤じゃないか〉」
『〈意地悪言うから…〉』
「〈かわい(小声)〉」
『〈え？〉』
「〈認めちゃいなよ、僕のこと好きなんでしょ？〉」
『〈……好き。好き、だよ〉』
「〈よく言えました。僕も。君のことが好きだよ〉」
『はい、終了〜〜！』
「王道ですね、王道ラブストーリー」
『だね、でも男性のS加減すごいね』
「飴と鞭のようなセリフwww」
『聞いてる方も福山潤に絶対惚れるでしょ』
「あれ？嫉妬ですか？」
『いいえ？』
「〈認めちゃいなよ、俺のこと好きなんだろ？〉」
『………いいえ』
「ん？」
『ん？』
「『www』」
「つれない(笑)全然つれないじゃないか」
『もう無理でしょ、今こんなこと言われてもギャグとしか思えないから』
「若いときに口説いたら俺に惚れてくれたの？」
『ちょっとわかんないなぁ』
「あっ、惚れてますね、惚れてらっしゃるわ」
『何を根拠にwww』
「AはS派？」
『何？S派って』
「Sの人がタイプ？ってこと」
『ん〜、Mよりかは好きなんじゃない？普通がいいけど』
「じゃあ、俺のことは？嫌い？」
『聞き方ズルすぎるwww』
*
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作者名：r | 作成日時：2023年4月29日 20時
