備忘録 II (ページ27)

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＃68．まったりRADIO II ページ27

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『なにこれ？出て良いの？』

「あっ、もしもし〜？」

『………察した。これダメだわ切ろう』

「いけませんよご自身の罪から逃れようとなさるのは」

『なんなのこの人wwwもう呼ばないって言いましたよね？』

「瀬那Aが浮気しているという話をそちらのスタッフさんからお聞きしたんですけど。どういうおつもりですか？」

『浮気の意味がわからないし、まずなぜ貴方に話が行くのかわからないってか、今仕事じゃないの？』

「今仕事終わったとこ。あっ、すみません自己紹介が遅れました福山潤です〜。瀬那が恋愛話したら一報くれって伝えてあったもので、先程スタッフさんからですね「瀬那さんが浮気しています、なんとかしてください」とお達しがありまして」

『つい数ヶ月前出られたばかりですよね？もう意味わからない話は置いておいて、もう福山潤はお腹いっぱいなので』

「で、浮気ってお前何したの？」

『はぁ〜またこの人は話聞かないよ。浮気も何も恋人関係にありませんよね私たち。記憶障害？一度医者に診てもらっては？』

「うん、今はそういうの良いから、で？何の話してたの？」

『………明日の夕飯なんじゃろな？って話』

「言えよ」

『………中学のとき初彼氏ができたって話』

「は？中学んとき彼氏作ってた！？」

『作ってたって、』

「じゃあ俺らが出会ったときにはいたってこと？」

『あ〜、ちょうどその頃かも』

「ないわ〜、俺がいながら中学で彼氏とかないわ〜」

『いやいや、貴方も高校のとき彼女いましたよね？なんならその彼女のおかげで今の声優人生があるんですよね？』

「え？嫉妬？ちなみに俺は嫉妬してるけど」

『そのくだりに持っていきたかったのねwwwわかりました。そうです、嫉妬です。私は貴方に彼女がいたことを知ったあの日から、気が狂いそうになるくらい嫉妬しています』

「安心しろよ、今はAだけだよ」

『わーい、よかったー(棒)というわけで、電話ゲストさんは福山潤さんでした〜ありがとうございました〜』

「おい勝手に……」

『あとで叱っておきます。お騒がせしました。大変申し訳ございませんね。スタッフもきちんと指導してまいりますのでどうか今後ともご贔屓にお願い申し上げます』

『あとこの場をお借りして……恋愛する宣言してるけど、恋愛する＝恋人つくるという風には考えていません！なんなら恋愛感情をある種商品として利用することしか考えられないくらい(笑)それくらいイカれています』

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