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『ごめ、すぐ止めるから』
何で私が泣いてるの、
sm「別にいい、好きなだけ泣け」
そういいスマイルは私を優しく抱きしめて頭を撫でてくれた。
『スマイルの服、汚れちゃうよ』
sm「別に気にしない。今はお前の方がやばいだろ。
きんときいなくて、相当しんどいんじゃねぇの。代わりなんてなれないけど俺はずっと、いるから」
今、そんな言葉かけないでよ、ますます弱くなって甘えちゃうから
sm「とりあえず溜めてるもん全部言え。大丈夫だから」
あ、もう無理だ
『ありがとう、』
そういって私はスマイルの背に手をまわした
私の中にあった罪悪感は少しづつ薄れていった。
最低な人間でごめんなさい
なんて誰に謝ってるかもわからずに心の中で言い続けた。
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結局そのままスマイルとはずっと一緒にいて、次の日の学校はスマイルと一緒に登校した。
まぁ、いつも学校ではあんまり一緒にいないから少しだけ注目を浴びてしまったけど、
とりあえず、スマイルのおかげで元気いっぱいとまではいかないけどもし今日もきんときを見かけても大丈夫くらいには復活した。多分、
まぁきっと大丈夫、いつも通りの私でいれる。
って、思ってたんだけどなぁ。
どうやら私への罰はまだ終わらないみたいだ。
「ねぇ、あんた何なの」
『何がですか、』
私は放課後の誰もいない教室にきんときの彼女に呼び出されていた。
何で素直に来ちゃったんだろ
「幼馴染みだからってきんときくんに馴れ馴れしいのやめてくんない?まじきもい」
『馴れ馴れしくなんてしてないですけど、』
きんときとはもう全然喋ってない、
「なにその態度。」
『いやべつに、』
あんまりこの人と長く話してたくない
「チッ、うざ。まぁいいや、とりあえず次きんときくんに色目とか使ったら許さないからね?」
『は、?』
色目?そんなの使ってない、
「使ってんでしょ、昨日落ち込んだふりしてきんときくんの優しさに漬け込んでたじゃん!!」
ガンッ
怒鳴りながら目の前の人は机を蹴った。
ドクッと心臓がなったのに気づかないふりをしてさっきの言葉に返した
『っ、してない、です』
彼女は目を大きく見開いた
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作者名:凛 | 作成日時:2021年1月24日 14時