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紫耀side
海「紫耀！どこ行ってたの？あれ？廉は一緒じゃないの？」
楽屋に入ると、海人がすぐに駆け寄って来た。
俺一人なのを確認して、心配そうにドアを見つめる。
海人を無視して、楽屋のシャワールームに置いてあったタオルを何枚か掴んだ。
海「ねぇ、廉は一緒じゃなかったの？」
紫「一緒にいたよ」
メイク道具が入った箱を持って、足早に楽屋を去ろうとしたけれど、海人と神に道をふさがれてしまった。
海「廉と喧嘩してないよね？紫耀すごいこわい顔してる........何があったの？」
神「廉は今どこ？それ........メイク道具とタオル？何に使うの？」
紫「ちゃんと本番までには戻るよ」
質問に何も答えたくなくて、強引に二人の間を抜けようとする。
神「廉に何かあったのか..........」
海「紫耀！廉と何があったの！答えてよっ！」
俺の胸元を両手で掴んで、睨みつけてくる海人の目を、まともに見ることが出来ない。
紫「関係ないだろ。離せよ」
海人を軽く突き飛ばした。
神「紫耀！」
引き止める神の腕も振り払う。
いつもと違う俺の態度に、二人の表情が固くなる。
楽屋が険悪な雰囲気に包まれた。
岸「おいっ紫耀、お前。廉からまだ聞いてないのか？」
俺に突き飛ばされた海人を受け止めた岸くんが、真剣な表情で聞いてくる。
紫「何を？」
喉の奥底から低い声を出す。
今は岸くんと話したくなかった。
岸「いや、廉から聞いてないなら、俺からは言えないから。本番まであと30分だからな。紫耀」
普段、おバカな癖に、こんな時はリーダーの顔になる岸くん。
そんな岸くんを見て、海人と神も少し緊張が解かれたように見える。
岸くんのことを、廉が好きになるのも無理はないんだ。
俺なんかより、ずっと優しくて、格好良くて頼りになる人だから.....................。
(別れたいって言うんだろうな廉のやつ)
もう、すでに岸くんと両思いなのかもしれない............。
海人や神と違って、やけに落ちついている岸くんの態度に、そう思わずにいはられなかった。
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舞姫(プロフ) - yukishi1210様嬉しいお言葉ありがとうございます！更新ゆっくりですが、引き続きよろしくお願い致しますm(_ _)m (2019年8月5日 7時) (
レス) id: 9140e1d779 (このIDを非表示/違反報告)
yukishi1210(プロフ) - 最高に面白いです！！いつも楽しみにしてます！ (2019年8月4日 23時) (レス) id: 702a661d5a (このIDを非表示/違反報告)
舞姫(プロフ) - ななっちー様。ありがとうございますm(_ _)m (2019年7月21日 20時) (レス) id: 9140e1d779 (このIDを非表示/違反報告)
ななっちー(プロフ) - お話とても面白いです！続き待ってます！ (2019年7月21日 19時) (レス) id: c8d03dec19 (このIDを非表示/違反報告)
舞姫(プロフ) - ありがとうございますm(_ _)mなおしました！ (2019年7月21日 14時) (レス) id: 9140e1d779 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞姫 | 作者ホームページ：http://maki0317
作成日時：2019年7月21日 11時
