いちごとすずらんが咲く頃に

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ジ｢何がダメなん？｣
さ｢お前の汚い家にA行かせられないだろ！｣
ジ｢そんなん来るまでに片付けるわ！｣


ジェル先輩って、部屋汚いんだ…
なんかギャップ(？)あって可愛い…

なんて思ってしまう。




ただ私はさとみ先輩の家なら上がれる気がするけど、ジェル先輩の家は上がれないかもしれない。

さとみ先輩はころちゃんみたいに一緒にいると安心するから。

ジェル先輩がいい人だっていうのはもちろん分かるんだけど、やっぱり1度植え付けられたトラウマは簡単には芽を取り除けなくて。



私｢じゃあ、さとみ先輩の家ならいいんですか？｣
さ｢えっ…｣


あれ、でもさとみ先輩ってチャラいって聞いたような。


私｢やっぱり辞め…｣


さ｢ちょっと待って心の声がダダ漏れ過ぎない？｣



あ、さとみ先輩が胃を抑えて倒れてしまった。



私｢悪気は無かったんですけど…｣
さ｢お前の罪は重い。｣

重いらしい。

めちゃめちゃジト目で睨んでくる。


私｢すみませんでした…｣
さ｢悪いと思うなら今日付き合え。｣


あぁ、相変わらずなんてパワハラな先輩なんだ。


私｢先輩、それパワハラって言うんですよ。｣
さ｢んー？｣

私達のバチバチのやり取りを見て爆笑してる憧れの先輩×1名。

あれ、ジェル先輩ってこんな猿みたいな笑い方するんですね…(？)





そして睨むように遠くから見てる女子の先輩方×5、6名。

この人たちに睨まれてと気づくのはもう少し先のお話。

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