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あれは、私が中学3年生の頃だった。
私はころちゃんと同じ高校に行きたくて必死に勉強に励んでいた。
理由はもうひとつある。
「Aー!」
私「先輩!!」
2つ上、
__つまりころちゃんと同学年のこの先輩に思いを寄せていた。
彼はころちゃんと同じマンションに住んでいた為、近所だった。
「模試どうだった?」
私「じゃーん!」
A判定と書かれた模試を彼の顔の前に思いっきり広げた。
「おぉ!おめでとー!!!!」
そう言って勢いよく飛びつくように抱きしめられ心臓が高鳴ったのを今でも覚えている。
私「まだ受かったわけじゃないんだからー!」
そう言ってあしらいながらも、こうやってじゃれてる時間がとても好きだった。
「Aが入学してくるの楽しみだなぁ…。Aの嬉しい報告1番最初に受けられるなんて嬉しいな!」
ころちゃんと彼は面識はあるものの、仲良しという訳ではなかった。
もちろん彼の事が好きだったけど、幼なじみで兄妹みたいなころちゃんの方が私の中で家族のようで、存在は大きかった。
だから当時の私は、何かあった時はころちゃんに真っ先に報告していた。
「先輩ごめん…1番最初はころちゃんに報告しちゃった…。」
先輩は少ししゅんとして「そっか…」とだけ言って、すぐいつも通りに戻った。
………気がした。
「A…、俺Aの1番になりたい。」
私「先輩…?」
頬を少し赤らめて言う彼に目は釘付けになり、心臓が高鳴って、次に紡がれる言葉に期待したのは今でも感覚が残ってる。
「俺Aの事ずっと好きだったんだ。」
その日からだった。
少しずつ先輩が壊れていったのは。
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成瀬(プロフ) - 赤猫君。@あーる(元乃猫だよ)さん» 続きます.......!スランプで書けていないだけです。申し訳ないです....... (2019年11月3日 2時) (レス) id: 93719b2bfa (このIDを非表示/違反報告)
赤猫君。@あーる(元乃猫だよ)(プロフ) - 続くってなってるけど終わりなのかな? (2019年10月23日 13時) (レス) id: 8740c32d82 (このIDを非表示/違反報告)
狸桜(プロフ) - 成瀬さん» レスありがとうございます!いつまでも楽しみに待ってます(*^_^*) (2019年7月17日 11時) (レス) id: defbb4a183 (このIDを非表示/違反報告)
成瀬(プロフ) - 狸桜さん» ありがとうございます!最近亀更新で申し訳ないです(><) (2019年7月17日 0時) (レス) id: 9d7c1eba17 (このIDを非表示/違反報告)
狸桜(プロフ) - 初コメです。全体的に好きでした。明るいのと暗いのどちらも好みです!更新楽しみにしてます!(*´∇`*) (2019年7月16日 17時) (レス) id: defbb4a183 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:成瀬 | 作成日時:2019年6月14日 20時