バイト先の好きな人(ymin) (ページ11)

今日:2 hit、昨日:21 hit、合計:4,364 hit

恥ずかしそうな伊野尾さんページ11

「「ごちそうさまでした！」」

目の前にあった、チキンもケーキも跡形もなくお腹の中へ。

「豪華なものじゃなくても幸せですね～」

伊野尾さんは腹をなでながらお腹いっぱいとニコニコ笑う。

「伊野尾さんとクリスマス過ごせて良かったです」

笑顔でそう返すと、まだ終わってませんよ！と、バックをごそごそ漁る伊野尾さん。

「喜んでくれるか分からないけど…」

恥ずかしそうに、可愛くラッピングされた箱を差し出してくる伊野尾さんの手は少し震えてる。

「何を貰ったって嬉しいです。ありがとうございます」

伊野尾さんのプレゼントを受け取り、自分のバックからもラッピングされた箱を取り出す。

「俺からも…どうぞ」

「ありがとうございます！」

一緒にあけましょうか、と可愛く結ばれていたリボンをそれぞれほどいていく。

「「え…あ。」」

プレゼントを見て、俺も伊野尾さんも思わず相手の顔を見た。

２人とも驚いた顔から、ふははっと声を出して笑った。