67 ページ26
・
座ったは良いもののたろちゃんは何も言わない。
ただ座ってる。
この空気が今とてつもなくしんどくて
何か話しかけるか！
って思うけど私が今聞きたいのはひとつ。
『何でさっきあんなこと言ったの？』
「あんなこと？」
しらばっくれる気か？！
って思いながらも聞いてしまったんだから
最後まで聞くしかない。
『好きって』
あー言ってしまった。
恥ずかしい。
自分で言っておきながら恥ずかしくて無理
「好きになっちゃったんだから仕方ねーじゃん」
心臓が張り裂けそう…
今までないくらいにドキドキしてる
ドキドキというかバクバク？
もうわかんない。
すごいカッコつけてどうする？って
いやどうするって言われても…
付き合うと言えば
え？いいの？って
さっきまですごい余裕そうだったのに
人が変わったみたいに
力抜けたみたいに
いいの？って(笑)
『うん。だってちっちゃい時からすきだもん』
『ほんとだよ。好きだよ。たろちゃん』
全然気づいてなかったみたい。
いや、私が好きって知ってるから
あんなに自信満々に立ち向かってるのかと思ってたよ
愛菜「まじよー！！」
「『うわっ！』」
愛菜は自分のように喜んでくれた。
3人で帰りながら、愛菜はずっと気づいてたらしい
たろが自分の気持ちに気づくもっと前から…
愛菜とわかれて2人きり。
なんか全然信じられない。
お互い何話せば良いのかわからなくて
ただ肩を並べて家まで帰った
『じゃ、またあした』
「じゃ、、」
パッと手を上げてバイバイって
お互い恥ずかしくて、気まずい顔して別れたの。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 798人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：唯音
| 作成日時：2023年2月15日 20時
