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透「いや、2人で」
『たろちゃんごめん、またあしたね』
「俺待ってたんだけど」
俺を置いて帰ろうとする
Aの手を引いて呼び止めた。
透「きみ、ただの幼馴染でしょ？今日くらい譲ってよ」
「譲れってAはものじゃねーし」
透「屁理屈はいいから、ごめんね」
「何？何の用？いえねぇーことなんかよ」
愛菜「ちょ、おちついて！」
透「告白したいの。だからごめんね」
『えっ』
「ぜってぇー無理帰るぞA」
透「ねぇー君ただの幼馴染でしょ？何様なんだよ」
「ただのじゃねーし」
何こいつめっちゃ腹立つんだけど
透「何？好きなの？」
「好きだよ」
透「へぇーAどーする？？」
え？って戸惑って何も言わないけど
俺と帰るに決まってんじゃん
「A」
チラッと目があうけどすぐそらされた。
透「どーすんの？」
『ごめんなさい。今日はたろちゃんと帰ります』
透「わかった。じゃーまたね」
ぽんぽんとAの頭を撫でて
帰って行った。
何なんだよあいつ。
愛菜「あ！忘れ物した！先帰って」
わざとらしい棒読みで
愛菜が教室に戻ろうとする
『まっとくよ？』
愛菜「大丈夫！先帰ってて！お願い！」
走って行ってしまった愛菜の後ろ姿
チラッとAを見れば目があった。
『まっとく？』
「だな」
@io_stfk
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作者名：唯音
| 作成日時：2023年2月15日 20時
