最大級のラブレター【2】 (ページ20)

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それから数回愛菜が1人になるたびに聞いた。

鬱陶しくなって言ってくれるかなって(笑)

愛菜「慎太郎しつこい」

「言えば良いじゃん」

愛菜「なに？Aのことすきなの？」

「っ」

自分でもわかるくらい一気に身体が熱くなった。

愛菜「まじか！」

「いや、待って言わないで！」

愛菜「わかってる」

もうニヤニヤしながらそうかぁーって

すぐ言いそうこいつ。

というか自分でも、

自覚したの今といっても過言ではない。

『どしたの？2人で』

「ん？何でもない」

愛菜「何でもない？」

「何でもないだろ」

愛菜「まぁーふふふふふ」

『えーなに？どうしたの？』

「いいーから、ほら戻るよ」

誤魔化しきれてるのかわからないけど

とりあえずAを連れて教室に戻る。

ほんの数日前まで普通に喋れてたのに

なんか恥ずかしくて。

ほんとに無理。

しかも好きって、気づいたら言いたくなって

でもAは俺の幼馴染でしかないのかな。

そう思うと寂しい。

あの先輩についてまだ何も聞けてないし

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