第15話 ページ16
Aside
ななもり「待って!」
そう言って彼はまた私の腕を掴んだ。
ななもり「じゃあさ、…俺の家に来ない?」
思ってもみなかった言葉に私は目を見開いた。
A「は?」
私の一言に、というか一文字に、彼は照れくさそうに笑ってみせた。
ななもり「いや自分でも補導されそうになるくらい危なさそうな子を家に連れて帰ろうだなんておかしいなと思ってるけどさ。
ただ、ほっとけないなって、思ったんだ。
君は一体どんな家庭で育ってきたの…?
聞いていいことかはわからないけど、君一人に、その苦しい事情を抱え込ませるわけにはいかないと思うんだ。
だからさ、俺と一緒に来てよ。
これまでとは全然違う景色を君には見てほしいから。
あぁ、遅れちゃったね。
俺の名前は…ななもり。好きに呼んでよ。」
ね?
と微笑んだ彼を見て、私は笑ってしまった。
A「おまえっ…w随分お人好しだな…w
バカなんじゃねーの?wこんないかにもヤバそうな奴、家に連れ込もうなんて。」
笑う、というかは、泣き笑うって方が近いかも。
ななもり「ほんとっ…強がりなんだから…
少しは、助けてって言うことを覚えなさい。」
A「あぁ。ありがとな、ななもり。
すっげぇ嬉しい。今までで、一番。」
ななもり「そんなに?wてか、恩人に向かってななもり呼びはなくない?」
A「好きに呼べって言ったの誰だし。」
ななもり「言ったけどさぁ!」
A「じゃあなんて呼んでほしいわけ?」
ななもり「そうだなぁ…なーくん!なーくんって呼んでよ。」
A「わかった。…これからよろしくな、ななもり。」
ななもり「わかってないじゃん!w」
あぁ、神様、私に機会をくれてありがとう。
いや、もしかしたら、この人が本当の神様なのかもしれないな。
これは私の人生が、180度回転するきっかけになったまだほんのプロローグの日のこと。
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〜作者の雑談〜
えぇ、昨日は更新をサボってしまい、大変申し訳ありませんでした。
お詫びの気持ちとして、今日は4本更新していきたいと思います。昨日の分も!
ところで!
このお話も昨日からくるみの過去編に入ったと言っても過言ではないくらい、いい場面に突入しております。
そんな中で一方、作者思いました。
『この話、おもしろいのかな?』
マネージャーんときと比べてなんか物足りないような気もしなくもない…
だれか!私に意見・感想をください!
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フェアリー(プロフ) - ずっとくるみって文字見てたらくるみが何なのかわかんなくなr(( (2022年1月5日 14時) (レス) @page32 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
フェアリー - このお話とっても面白い・・・✨更新頑張ってください!応援してます!( ・ᴗ・ )⚐⚑⚐゛📣✨💕👍💪 (2022年1月5日 14時) (レス) @page16 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
むつき。(プロフ) - 今日、このお話を見つけさせていただきまして、一気読みしました!最高じゃないっすか…ド直球何すけど…すきです(唐突な告白)この後、続編読みます!ところで、6話の一人で3人ぶん投げることに。ってとこ、ぶんが漢字変換されてなくて、意味が面白いことにw (2021年8月24日 5時) (レス) id: 39a6f33dff (このIDを非表示/違反報告)
はるか - 第3ボタンって「貴方が嫌いです。」って意味じゃないっけ?第2ボタンが、「貴方が好きです。」だったと思う。(多分) (2021年7月31日 21時) (レス) id: 16abac1544 (このIDを非表示/違反報告)
(*^▽^*) - 猫化だと?!w (2021年4月15日 20時) (レス) id: fca88e3ef9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:プラス. | 作成日時:2021年3月5日 16時