辛い時でも頼り辛い。<stxxx>part2

8　　↑続き ページ9

言うの遅くなって申し訳ありませんのですが……

シェアハウス設定この話限定で外します！

＊＊＊＊＊

な「………ジェルくん？何言われるか分かってるよね？」


『…………はい』

思わず身を固くしながら返した言葉に、嘘はない。

きっと……笑わんかったこと。


な「疲れてたの？」

『…………実はな？』

な「うん。」

『……何が理由でも怒らん？』


正直、腹痛程度じゃ怒られるかも…なんて気持ちもあって。


な「怒らないよ？ジェルくんなら何かちゃんとした理由があるって分かってるから。」


『なーくん……あのな。実は…腹が、痛くて……』

な「お腹痛いの？大丈夫？今からそっち行く？」


！？


『え、それはっ！あの……迷惑…っ』

な「迷惑なんかじゃ……ジェルくん？ジェルくん！？どうかした？」


っ………？
急に吐き気が……お腹も余計痛くなってきたし…


『なっ、なんもないっ、、』

な「ちょっと、落ちるね？ジェルくん休んでて！」


返事もしないうちになーくんのアイコンが光り、なーくんが落ちたことをパソコンが知らせた。


『うっ……ちょっと、ヤバ…』


これはまずいかも、と急いでトイレに駆け込もうとして、机を離れる。


と、同時に俺は床に崩れ落ちた。
あっと思う間もなく、何かが競り上がって来る感覚が。


ヤバい。


『う”っ、ｺﾞﾎｯ、ｺﾞﾎｯ……ぅぇ…』



口に手をやる余裕も無かった。
瞼がどんどん重くなる。


なーくんや皆は……心配しとるかな……

涙で少し湿る眼を、ゆっくり閉じて眠りに落ちた。



ななもり。side


ジェルくん…俺に見透かせてないとは思ってないよね？

あんなに分かりやすく体調不良出されてたら、リーダーとして……いや、メンバーとして！


やっぱり心配でしょ？


久しぶりに本気で走ってジェルくん家に着く。


出ないのは分かってるからインターホンなんてすっ飛ばし、合鍵で中に入る。


『ジェルくん？ジェルくん、居たら返事して！……倒れてる？』

最悪の結末を頭から追い出し、二階に上がる。


あんな状態じゃ部屋からは出られてないはず……

バタンと開けたドアの先には…案の定、ジェルくんの倒れた姿があった。

9　　関係無いです すみません(汗)→←7 謝罪&言い訳…☆

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