せんせいにみられた【ジ.ェ.ル】

秘密34日目 ページ37

かなでside







『おじゃまします…』








先生の家に到着







『結構広いんですね』






「そうか？」








どこにいれば良いのかわからず立っていると









「適当に座りや？」








先生が冷蔵庫を漁りながらそう言う








『いや…莉犬たち以外の家にお邪魔したことがないもので…』









しかも相手は担任の先生だし









「ふーん」






『反応薄』








「レンチンでええか？」









『…良ければ作りましょうか？』








小さい時からご飯は作らされてたから料理は得意な方









「…え、いいん？」








目を輝かせて私を見る先生







なんか可愛いな









『良いですよ、キッチン借りますね』









冷蔵庫から卵とケチャップを出して、そして炊飯器で白ご飯を炊いた









「片手で卵って割れるんやな」







『慣れたら結構簡単ですよ』









先生は興味深そうに私を眺めている









『…なんか恥ずいです』









「ええやん、キスもして今からお泊りもする仲やねんから」









『ちょっと言い方変えれますか？』

秘密35日目→←秘密33日目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す