せんせいにみられた【ジ.ェ.ル】

秘密32日目 ページ35

かなでside






閉会式が終わり、少ししてから1人で教室に戻った








もうみんなは帰っていくところだった









莉犬たちも教室を出ていく








るぅちゃんが少し私を見てから小走りで去って行った









『…何かしたかなぁ…』








「相変わらず独り言がでかいなぁ」








後ろから先生がそう言う







『…私、ころちゃんたちに何かしたかなって』








「…何があったん？あんなに仲良くしとったやん」








先生は私の横をすり抜けて教室に入って行く









先生は黒板に描いてある絵を黒板消しで消していく









私は莉犬と話したことを先生に話した








「…へぇ、かなでは俺が好きなんか？」







先生がそう言ってようやく気づいた







『…あっ、え、えっと…恋とかじゃないですからね！？先生としてですから！！』









そう言っても先生は聞く耳を持たない







『先生！誰かに聞かれてたらどうするんですか！』







「別にええやん、ほんまのことやねんから」







『良くないです。こんなのバレたら先生一瞬で教師人生終わりですよ』









「せやなぁｗ」







笑い事じゃないでしょ








先生がいなくなっちゃったら私、もう学校来れなくなっちゃうじゃん









そう考えていると後ろから先生の香りにふわっと包まれた

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