せんせいにみられた【ジ.ェ.ル】

秘密10日目 ページ13

かなでside









放課後になり、生徒たちがクラスメイトが教室を出ていく









「せんせーさよーなら」







莉犬たちがそう言って教室を出ていった









「さーてと、空き教室に行くかぁ」








『…、空き教室で何するんですか』







「ん？手伝いや。資料の整理とか」








さすがに教室やと誰かが来る可能性があるからということで空き教室で“補習”という名の雑用をすることに









『…どうしてこんな目になるんだろう』









「ったく、文句言わずにしろ」







資料で頭を叩かれる







『先生ってその性格のせいでモテないんですよね』








先生が振り返る







『まぁ生徒の弱みを握って脅すっていうことをしてる時点でやばい人だと想像つきますが』








「…へぇ〜、そんなに言っていいんか？」









先生はゆっくりと歩み寄ってくる









『な、なんですか…』







壁に背中が当たる






これ以上さがれない









「…ふっ、そんな俺のこと恐れやんといてーや。生徒とは仲良くしたいって思ってんのに」









そう言う先生の口はもう私の口に当たりそうなくらいだ









「教師と生徒が禁断の恋…、ゾクゾクするなぁ？」








先生はそう言って









そっと









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私の唇に触れた

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