踊り手が歌い手のMVに出演することになりました【stxxx】

彼らと出会う前のお話　1 ページ2

Aside

『やばいやばい！新作出すの忘れてた！』



【3周年】『Hand in Hand踊ってみた』

⬇ 概要欄

『3周年、本当にありがとう』

本家様 ー

振り付け本家様 ー

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『きみ！おはよー！昨日教えてくれてありがと！』


きみ『おはよ！本当びっくりしたよw 予定時間になっても全然あがる気配ないんだもんw』


『普通に忘れてたw』


きみ『Aらしいw 反響凄かったね…Twitterもトレンド入りしてたよ！』


『まじ⁉Twitterやってないからなぁ…実感ないんだよなぁ』


きみ『ちょっと見せてあげる、こんなの！』


きみは私にTwitterを開いて見せてくれた


『へぇー！なんか、SNSって感じ！』


きみ『何それwあ、推しちぇっく〜』



きみはいつも踊みたの撮影・編集をしてくれてる

そして、歌い手リスナーでもある


きみ『え…！待って！！やばいやばい！』


『どしたの？』


きみのTwitterをちらりと覗く




すとぷりのMVに出演してくれる子を募集します！
年齢は…



『すと…ぷり？』


きみ『え！一般オーディションかぁ…え、もしかしてわんちゃん可能性ある？』


きみは1人で喋り続けている


どこかで聞いた事ある名前を必死で思い出そうとする



『あっ…すとぷり！』


きみ『え、A知ってるの？』


きみがようやくこちらを見る



『うん、私が特集してもらった番組に出てた人達だ！』


きみ『そうそう！その人達！』


きみ『ねぇ、A聞いて！』



きみはすとぷりのオーディションの事で頭がいっぱいみたいだ


私は可愛い系の人間じゃないから小動物みたいなきみを見て可愛いなぁ…って感心してしまう


『ん？どしたの？』



きみ『A、応募してくれない？』


『…え？』


『私が？きみが応募したらいいじゃん』


きみ『私、そんな勇気ないよ…』


『だって私すとぷりの事全然知らないよ？』


オーディション自体はそんなに嫌ではないが
知らない人達に会うのが結構嫌っていうか…


『うーん…まあいいよ、なんか見るからに合格しそうにない感じだけど』


きみ『全然いいの！受かったらサインもらってきてね！』


『いや受かる前提なの⁉』


きみ『ふふ笑 ごめんって、でも本当にいいの？』


そんなうるうるした瞳で見られちゃ断れないよ


『いーよ！受かんなくても怒んないでよ？』


きみ『もちろん！』



こうして私は未知の世界に踏み込む事になった

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