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ー Side るぅと ー
ころちゃんが不機嫌です。
ころん「遅い!」
今日は子供組のリハーサルで、ころちゃんと莉犬と一緒にさくりちゃんの大学に来た。
でもそのさくりちゃんが来ません。
いつもなら連絡したらすぐ来るのに…。
莉犬「何かあったとかじゃないよね?」
ころん「っ…、大学の中って勝手に入っていいの!?」
るぅと「ここの大学は一般の人でも食堂行けたりするみたいですけど…、あ!」
ころん「何!?」
るぅと「さくりちゃん…、困ってる?」
本当にさくりちゃんがいないのか、座っていたベンチから立ち上がってキョロキョロしていたら、少し遠くの方でさくりちゃんを見つけた。
別の女の子と一緒にいるけど、友達ではなさそう。
絡まれてるって感じがする。
莉犬「どうしたんだろう、大丈夫かな?」
ころん「…あの子アクキーつけてない?バッグに」
あ、本当だ。
よく目を凝らして見たら緑の髪が特徴のさくりちゃんのアクキーがぶら下げてあった。
これで僕達はわかった。
リスナーさんにバレちゃったんだって。
莉犬「どうしようどうやって助ける?」
るぅと「でも、顔を知ってるってことだよね」
ころん「僕達も知ってたら尚更やばい気がする」
何かいい案があればすぐ助けてあげたいけど。
うーん、と3人で考えてみても何も思いつかない。
莉犬「わかった!!これはもう突き通すしかない!!るぅとくん!!!」
るぅと「え?」
莉犬「るぅちゃんが一番服装が無難!身長も普通!この作戦でいこう!」
そうして知らされた作戦は、僕にはなかなかハードな作戦だった。
できるかなぁ…。
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作者名:ひーりん。 | 作成日時:2019年7月20日 19時