☆違和感の恐怖 ページ22
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( ☆リクエスト )
ここ最近思うことがある。
おかしいというか、気になるというか。
握手会も終わってすとぷりのアルバム『すとろべりーらぶっ』のレコーディングを優先しながら、他のお仕事も進んでいる。
そんなもんだから夜遅くまでやってて、家に帰るのは外が真っ暗な時間。
スタジオを出て駅まで歩いている道中で、後ろからつけられている気がしてならないんだ。
でも振り向いてみても誰もいない。
ストーカー?
いや、そんなわけ...って思っても怖くなって、タクシーを使って遠回りしながら家に帰ることにした。
私の気のせいかもってそのときは思ったけど、ここ数日それが続いている。
そんなある日の朝。
学校に行くためマンションを出てしばらくして、また足音が聞こえた気がした。
この数日。
ストーカーされてると気になっていたのは夜だったのに。
今の時刻は朝だ。
ダメだ。どうしよう。
さすがに怖すぎる。
誰かに助けを求めたい。
ぐっと泣きそうになるのをこらえて私はただ走って駅まで向かった。
大学の最寄りに着いて後ろを振り返ってみる。
さすがに大丈夫...、
『うわぁっ!!』
「うわっ、なんだよ」
前を向きなおすと私の男友達だ。
『びっくりした...』
「いや見かけたから一緒に行こうと思ったんだけど」
『う、うん行こう』
ちょっと安心した。
1人で外を歩くのが怖い。
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作者名:ひーりん。 | 作成日時:2019年6月5日 21時