#3 ページ20
.
幕張は大興奮だったなぁ。
ソロは1日目がハイドアンド・シーク。
2日目は私のオリジナル曲を披露した。
正直言えば両日とも泣いた。
ハイドアンド・シークは今まで歌ったことがなかったけど、すごく好きな曲で歌いたくて。
でも私歌ったら絶対泣くから。
歌詞がぐっと来てしまうから。
でも今回は平成最後だったし歌ってみようってなった。
嫌われることが怖かった私。
陰口が怖くて本当の姿を隠す私。
本当の自分を見せたらみんなに嫌われるから、それくらいなら隠してしまおうって全てを隠して、でも本当に私のことが嫌いなのは自分自身で。
重なる部分が多すぎて、やっぱり泣いた。
みんなの前で涙を見せるのが嫌だった数年前。
今は本当の姿を見せられるようになってきたのかな。
裏に入るときに次の出番だったジェルくんが微笑みながら頭を触れてくれた。
それも嬉しかったし何より。
裏に入るとなーくんが待っててくれていて、いつもの優しい笑みで迎え入れてくれた。
ななもり「お疲れ様」
『なーくんっ、』
こんなに信頼できる人に出会えた私は恵まれている。
本当に出会えてよかった。
こうして私の平成最後の日と令和最初の日は過ぎ去った。
初めてすとぷり全体でやったダンスもリスナーに大好評だったぽいし、いつか私が振り付けしたやつをやってみたりしてくれないかなぁ。
...すごく難しくしてやろっと。
871人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひーりん。 | 作成日時:2019年6月5日 21時