幼なじみだからって、簡単に近づけるとは限らないから！

７話目 ページ9

２０００ヒット超えに思わずスマホに頭を下げました。

これからも応援よろしくおねがいします！

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Aside

私の朝は四時から始まる。

バイトだよ、バイト。

新聞配達に行くの。

まぁ、弟たちにはちょっとでもいい暮らしをしてほしいからね。

美味しいものくらいは食べさせたいよ。

姉としては。



私はチャリを飛ばして新聞を配っていく。

毎朝やってるからか、慣れたもんだよね。

新聞を配るスピード、むっちゃ上がった気する。

まぁ、このスキル、特にいらないんだけど…

地域の家のポストに次々新聞を突っ込んでく。

最後の方になると飽きてきて、無の境地に入るの。



で、家に帰ると、私が家を出る前までは寝てた両親はもう仕事に出かけてる。

代わりに琉生と旬が起きていて、朝ごはんを作って出迎えてくれるんだ。

『ただいま！』

琉生「姉ちゃん、おかえり。」

旬「おつかれ、姉ちゃん。」

二人のこのセリフは毎回固定らしい。

『いい匂い！目玉焼き？』

琉生「うん。姉ちゃん、菜々たち、起こしてきてもらえる？」

『もちろんいいよ！毎日ありがと！』

私なんかより、琉生と旬が作るご飯の方が美味しいかもしれない…

私は妹たちを起こし、みんなでご飯を食べたら、制服に着替えて学校の用意をする。

私はこの前みたいな日直の日以外は、まだ幼稚園の冬夜を幼稚園に送りに行くことになっている。

だから、一応全員を送り出してから家を出る。


莉久「お姉ちゃん行ってくる！」←小１

月歌「お姉ちゃんー！行ってきまーす！」←小３

希依「月歌うるさい。お姉ちゃん、行ってきます。」←小３

由宇「ってきやーす！」←小５

菜々「行ってきます！」←小６

『仲良く行ってね！菜々、由宇、よろしくね！』

菜々・由宇「はーい！」

毎朝にぎやかです。

『冬夜ー！お弁当持った？』

私と冬夜はお弁当。

これも、朝ごはんのついでにと、琉生たちが作ってくれてるんだ。

うちの弟、出来よすぎん？

冬夜「入れたよ？」

『おもちゃも？』

冬夜「入れたよ？」

『ダメだから。』

冬夜「なんで？」

『幼稚園にいっぱいあるでしょ。』

冬夜「知らない。」

『知らなくない。』


琉生「姉ちゃん、行ってきます。」

旬「行ってきまーす。」

『気をつけて行くんだよ！』

琉生「小学生かよw」

旬「わかってる。」


『冬夜も行くよー！』

冬夜「うんっ！」

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