幼なじみだからって、簡単に近づけるとは限らないから！

１８話目 ページ20

ころんside

隣には、真剣に観察物を見て絵を描くAがいる。

ちなみに僕はもう絵を描き終えた。

なんか手元にいたてんとう虫を描いたよ。

テキトーに。

本当はAを描きたかったんだけど、なーくんにだめって言われた。

こんな真剣になってる可愛い子をほっとくなんて僕にはできない。


でも確か…

『できたっ。』

るぅと「見せてください。」

『これ。』

莉犬「Aっw」

さとみ「wwwwww」

ジェル「おまえw相変わらずやなぁw」

Aが描いていたのは近くの菜の花。

Aらしくていいんだけど…

すとぷり「相変わらず絵心ないよねぇ。」

思わず口に出すと、やっぱりみんなそう思ってたようでハモった。


Aのスケッチブックに描かれていたのは、なんか黄色いやつ。

花かなぁとはわかるけど…

菜の花かって聞かれたら、うーんって感じ。

幼稚園児の絵みたい…

いや、絵が上手い系の幼稚園児(？)の方が上手いかも…


Aはふてくされて、ムッというように目を細めた。

そんなところも可愛かったりする。

ななもり「ごめんごめんwAの絵は個性的ですごくいいと思うよ。」

莉犬「そうそうwすごくいい絵だと思うなw」

さとみ「まぁそういうことw」

『嘘じゃん…』

拗ねたようにそっぽを向くA。

そんなAも可愛い。


運動はできるんだけどなぁ…

運動神経、バケモン級だし…

ただ、絵だけは得意じゃなかったと。

まぁ、可愛いからいいんじゃね？


『ハァ…莉犬、絵ってどう描くの？』

莉犬「うーんw…俺に聞かないでくれw」

１９話目→←１７話目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す