幼なじみだからって、簡単に近づけるとは限らないから！

１７話目 ページ19

６０００ヒット超え！？

私…なんかやったっけ…

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Aside

先生「はーい、一組こっちに並んでねー。」


えー、ただいま、美術の野外学習ということで、

学校近くの森林公園に、一年生全員で、スケッチをしに来ています。


先生「えーっと、動物でも植物でも好きなものをスケッチしてください。」

引率は、美術の先生と、副担任二人の３人というなんとも雑な感じ。

担任たちは、時間割、空けれなかったみたい。

先生「４０分後に同じ場所に整列してください。」

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さとみ「さ、A。行くべ。」

ジェル「みんなどこやろ。」

さも当たり前かのように私を呼び寄せる二人。

あまりにも自然すぎたので私もつい、

『うん、今行く。』

と答えてしまった。

じゃなくて！

『いや行かないから。』

さとみ「なんで？自由行動だぜ？」

『いや、無理だから。』

ただでなくても女子の視線を集めてるっていうのに、そんなところに私が来たら…

うん、大惨事でしょ。

そして６人が集まったところに私が来たら…

うん、こりゃ酷い。

サッと逃げ出してしまおうと考え、回れ右をすると、

るぅと「A、どこ行くんですか？」

るぅとがいて、私の行く手を阻んでいた。

ころん「まぁ、逃げられないけどね。」

隣にはころんが立っていて、とても強行突破は無理。

ということで右向け右をすると、同じようになーくんが立っていた。

ななもり「A、逃げちゃうの？」

あれって、ちょっと待って…！

莉犬「A！早くスケッチしよ！」

囲まれてる…！

さとみ「だから言ったろ？」

じゃなくて！


莉犬「ねぇねぇ、あっちの噴水の所でやらない？」

るぅと「莉犬…」

ころん「莉犬くん…」

莉犬「え？」

さとみ「お前マジでさぁ…」

ジェル「ありえねぇわ…」

莉犬「え？え？」

ななもり「莉犬くん、少し呑気すぎるねw」


どうやら強制的に合同スケッチをしないといけないみたいです。

『どうしてこうなった！？』

るぅと「はいはーい、行きますよー。」

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