苺の病弱日常【s×p×】2

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〜桃side〜

最近なーくんの様子がおかしい。絶対に遅れない会議も、絶対に参加する放送も、今日は部屋から出てこないし何より、ケータイも繋がらない。


｢…とりあえず、今日の放送はやめておくか。なーくん居ないし。リスナーさんにちゃんと言っておこう｣

じ ｢…せやな｣


今日は放送出来ないと一応、T〇〇tterに書き込む。


さとみ@すとぷり @satoniya_

公式じゃなくてごめんね。今日の放送は出来ません。メンバーみんなが絶対に開けられない用事が出来てしまったので、今日の放送はお休みです。

今日の放送の分は絶対に埋め合わせするから。

後で公式からツイートされると思う。

とりあえず、これでいいか。リスナーのみんなには悪いけど、仕方がない。


｢…ジェル。なーくん最近おかしいと思わないか？｣

じ ｢俺も思う。2人で話しとってもボーってしてる事多いし、何より顔色めっちゃ悪い｣

｢…部屋。行ってみるか？｣

じ ｢うん。心配やわ｣


こんなこと滅多にないから心配でしかない。とりあえず、ジェルと2人でなーくんの部屋に行く。


｢なーくん？起きてるか？｣

じ ｢なーくーん？返事して？｣


鍵は空いてないだろうと、とりあえず声を掛けるけど、なんも帰ってこない。なんで？寝てる？


｢なーくん？って鍵空いてんだけど｣

じ ｢珍しいない？なーくん入るで？｣


ガチャｯって簡単に開いたドアから2人で覗き込むと、そこには、、、、

｢なーくん！！！｣

じ ｢なーくん！！！｣


部屋のど真ん中で、床に倒れてるなーくんの姿だった。


｢なーくん！？なーくん！｣

じ ｢さ、さとみ…これ…｣ｶﾀｶﾀ


ジェルが拾ったもの。それは、、、


明らかに服用量がおかしい、大量に飲んだ後の薬。


｢こ、これって…OD…なのか？なんで…｣

じ ｢ど、どうしたらええん？とりあえず他の3人に電話する…｣


そう言ってジェルは3人に電話しに行った。


とりあえず、なーくんをベッドに寝かせて手を握る。なーくんがこのまま眠ったままなんじゃないか…もう、喋ってくれないんじゃないかと不安になる。


｢お願い…なーくん…起きて…！｣

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