先生【 ころん 】

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本当莉犬くんは優しいよ


どっかの誰かさんとは大違いだよ←


とか思ってたら莉犬くんがちっちゃい声で


り「これ提案したのは俺だけど、文句ひとつ言わずに車出してくれたんだよーあのころちゃんが！いつもなら絶対文句言うのに」


珍しい事だからね、本当にって


そうなんだー先生にも感謝しなくちゃだなー


『先生！ありがとうございます！』


こ「ん？何が？」


『やーなんでもないです！笑』


こ「えー？意味分かんないんだけど笑」


『分かんなくていいですーねー莉犬くん！』


り「ねーA！」


こ「出たよ、その仲良しアピール」


り「え？ころちゃんヤキモチ？笑」


『え？先生も仲間に入れてほしいんですか？笑』


こ「お前ら本当うざいな笑」


『え？先生が生徒にそんな事言っていいの？笑』


り「今のご時世教育委員会に訴えられて即さよならの時代だよ？大丈夫？笑」



こ「その煽り口調だるいから本当やめて笑」


り「えーだってころちゃん煽るの面白いんだもーん」


『だもーん笑』


こ「それもだるいわー笑」


なんてくだらない話をしていたら学校に到着


車から降りると今度はちゃんと真面目に


『先生本当にありがとうございました！勉強合宿面倒だなって思ってましたけど、なんか頑張れそうな気がします』


って微笑みながら言った


り「よーしA行こ！」


『はーい』


先生にまた後でと言って私は莉犬くんと校舎の方へ向かった


こ「…あの顔は反則だろ…」


なんて先生がどんな顔でこう呟いたのかも知らずに

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