橙色彼氏《re》 ページ16
You side
私の彼氏、ジェルくんは
優しくて、天然で、かっこよくて、可愛くて
私にとって最高の存在だ。
今日はデートの日。
可愛いって言われたくて、早起きをして
服を時間をかけて選んで、
試行錯誤しながらメイクして、
うきうき気分で家を出た。
待ち合わせ場所に着くと、既にジェルくんの姿が。
いつものようにかっこよくて、
そこだけ輝いて見える。オーラが違う。
みんなちらちら見てるもん…。
釣り合わないって思っちゃうけど、
ジェルくんは私と付き合ってくれてる。
大丈夫。
『ジェルくんお待たせ、待った？』
私に気づいたジェルくんは、ぱあっと顔を明るくして。
そんな姿も可愛くて大好き。
「ううん俺も今来たとこやで。
…今日もかわいいな。服、似合ってる。」
ジェルくんは私の姿をじっとみて、
そのあと王子様スマイルでそう言った。
いつも私が欲しい言葉をくれる。
ジェルくんって本当に凄いなぁ。
「じゃ、行こっか。」
そう言って自然に手を繋いでくれる。
ジェルくんの一つ一つの仕草にドキドキしっぱなしで。
いつか心臓が破裂するんじゃないかって心配になってしまう。
信号が赤になって、
手を繋いだまま私たちは立ち止まる。
すると、横にいた女の人2人組が私たちをちらちら見ていた。
ジェルくんがかっこいいから、見てるのかな…。
「あの2人ってカップルかな？？」
「えー身長差すごいし、兄妹じゃない？」
「でもあの年で手繋がなくない？」
ちらちら見られるので気になっていると
2人組がおしゃべりをはじめた。
…兄妹。
そう言われて胸がチクッとする。
私の身長は小さくてずっと前からコンプレックスだ。
逆にジェルくんは身長が高くて
ただでさえ男女で身長差があるのに
私たちの場合20cmくらい差があって、ずっと気にしていた。
やっぱり兄妹に見えるのかな…
ジェルくんに釣り合う女の子になりたいってずっと思っているけど、厚底を履くくらいしか身長はどうもならない。
身長、、もっと伸びないかなぁ、、、
私が落ち込んでいると、
ジェルくんが繋いでいる手にぎゅっと力を込めた。
不思議に思ってジェルくんの方を見ると、
「気にしなくてええんやで。
俺はAの彼氏やし、Aが好きなんやから」
いつもの安心する笑顔で、そういうジェルくん。
ジェルくんも聞こえてたんだ…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 95人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おバカな莉久 - こんにちは！初コメ失礼します！リクエスト良いですか？莉犬くんと夢主ちゃんで両片想いの状況を書いてもらいたいです！えーと。年齢は高校生で文化祭メインでお願いできますかね？むりだっらすいません。m(。_。)m (2022年6月4日 21時) (
レス) @page15 id: 3306846233 (このIDを非表示/違反報告)
MIRAIすとりす(プロフ) - この短編集、すごくおもしろいですね！そしてひとつ聞きたいことがあります！文字の色をかえたり、何て言うんだろ…壁紙？みたいのってどうやってやっているんですか？ (2022年3月25日 20時) (レス) id: 5a9820963b (このIDを非表示/違反報告)
あんずちゃん(プロフ) - らるこさん» 了解致しました！！完成次第投稿させていただきます！リクエストありがとうございます(ㅠ_ㅠ) (2022年2月10日 21時) (レス) id: 7bf8be823b (このIDを非表示/違反報告)
らるこ(プロフ) - 次のリクエスト、身長差カップルでお願いします！主の背が小さいということで (2022年1月24日 16時) (レス) id: bfd6a96e81 (このIDを非表示/違反報告)
あんずちゃん(プロフ) - らるこさん» 遅くなってしまって本当に申し訳ないです(；；)リクエストありがとうございました！！妄想広げてこんな感じかなーと思いながら書きました！() (2022年1月23日 23時) (レス) id: 7bf8be823b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんずちゃん | 作成日時：2021年7月6日 21時
